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Side宮近


目が覚めると、松倉が寝ていたはずのベッドは空っぽだった。


慌てて廊下に出ると、トイレの灯りがついてる。俺は、すぐにドアをノックして声をかけた。


宮「松倉?大丈夫?」


俺の呼びかけから少しして、トイレのドアが開く。目にいっぱいの涙をためた松倉が、フラフラと出てきた。



倉「っちゃか…。」

宮「松倉、1人にしちゃってごめんね。体冷えたでしょ?部屋戻ろっか…。」


寝室に戻ると、ちょうど今目が覚めたらしいしめが慌てた表情で部屋をうろついてた。


龍「あっ、まつく…!大丈夫?」

しめの言葉に、松倉が疲れ切った表情で頷く。


龍「トイレ行くなら起こしてくれてよかったのに…。」

しめがボソッとつぶやくと、松倉は勢いよく顔をあげた。その拍子に、涙がポロっとこぼれる。


倉「…起こしたよ、何回も。でも、2人とも全然起きないしっ…。」

龍「え、そうだったの!?」

倉「俺、2人が具合悪くなっちゃってたらどうしようって思って、それでっ……」


自分が辛い時まで気を遣うなんて、松倉は優しすぎる。しめもそう思っているのか、眉を下げて笑いながら大事そうに松倉の頭をなでていた。



倉「俺、もう泣かないって決めてたのにっ……。」

そう言いつつボロボロ涙をこぼす松倉の姿は、松倉には申し訳ないけどかわいくてちょっと微笑ましい。


宮「松倉、もう我慢しなくていいよ。俺たちは大丈夫だから。ね?」


倉「ずっと、一緒にいてくれる…?」


うるうるの上目遣いで言われた反則級の一言に、心をぎゅっとつかまれる。



今夜は寝ないで、思いっきり松倉を甘やかしてあげよう。


俺は、そう心に決めて大きく頷いた。













「泣くもんか」fin.

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かおり - すみません、パスワード教えていただいたいです!全てお願いします! (2023年1月7日 23時) (レス) id: fcc852425b (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ - ありがとうございますm(_ _)m (2022年1月30日 12時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)
おさと(プロフ) - ぺえさん» ぺえさん、お返事ありがとうございます!内容の詳細について、承知いたしました! (2022年1月30日 12時) (レス) id: c1210c5b99 (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ - いつもリクエスト書いていただきありがとうございますm(_ _)m (2022年1月30日 4時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ - 食べ物とかのアレルギーで、運動してしまったことによって起こってしまったみたいな感じでお願いしたいです、書きづらいようでしたら、全然変えてもらって大丈夫です!メンバーはのえるくんとしめちゃんでお願いしたいです! (2022年1月30日 4時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おさと | 作成日時:2022年1月1日 19時

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