S.tiger【病系短編集】6

夜空の下に（橙×ALL） ページ19

まつく×ALL

・海輝？様リクエスト(松倉くん暗所・閉所恐怖)

・リアル設定





Side元太


閑「…いや、新年会ってなに！？ていうか、もう新年じゃなくね？」

元「だーかーら！俺たちにとってはまだ新年なの！ごちゃごちゃ言うな！」


まだぶつぶつ言ってる閑也の背中を押して、エレベーターに乗り込む。





今日は、7人全員で今年一発目の飲み会。もうすぐ２月だし新年明けすぎた感はあるけど、まあ一応新年会ってことになってる。



ダンスレッスンが終わって今から店に行くとこなんだけど、ここにいるのは５人だけ。ちゃかと如恵留はクイズ番組の撮影があるから少し遅れてくるらしい。






元「カラオケ何歌おっかな〜。やっぱ青春アミーゴ？」

そう言いながら、ケイの肩に左手を乗せたときだった。




ガタッ



龍「え、なに！？」


急に大きな音がしたと思ったら、エレベーターが真っ暗になった。やばいやばいって、みんなの慌てる声だけが聞こえる。



海「停電？だる…。」


海人がスマホのライトを点けてくれたおかげで、ぼんやりだけどみんなの顔が見える。とりあえずホッとした俺は、隣にいるケイに声をかけた。



元「まじビビった…。停電ってヤバくね？………あれ、ケイ？」


俺の声が聞こえてないのか、ケイはずっと下を向いたまま。もう一度声をかけようとケイの顔を覗き込んだ時だった。




倉「……ぃやだ。出して、ここから出してっ！！」

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