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Side如恵留
閑「まだ寝てろって、！」
目が覚めてすぐに起き上がろうとした俺を、しーくんがあきれた表情で止める。
閑「撮影ならまた後でにしてもらえるって。如恵留が体調悪いの、みんなもちゃんとわかってっから。」
如「でも、今日の撮影中止にしてどうするの？俺たちが次集まれるのっていつ？」
俺が早口でまくし立てると、しーくんが言葉を詰まらせた。それを見て、俺はさらに言葉を続けた。
如「俺、もう大丈夫だから。撮影やらせて？」
閑「………わかった。みんなにも言ってくる。」
そう言うと、しーくんは医務室を出て行った。
如「…ちゃんと伝えてくれた？」
しばらくして戻ってきたしーくんに声をかけると、しーくんはゆっくり頷いた。
閑「伝えたよ。……撮影、別の日にするって。」
如「は…？話が違う！」
うそつき。
感情に任せて放ってしまった俺の言葉に、しーくんは表情をゆがめた。
閑「…うそつきはどっちだよ。」
如「は？」
閑「お前、最近ダンス楽しいって色んなとこで言ってんじゃん。そんな顔色で踊って、ほんとに楽しそうに見えんのかよ。」
如「…っそれは、」
今度は俺が言葉を詰まらせる。それを見たしーくんは、頭をかきながら小さくため息をついた。
閑「俺、如恵留のことうそつきにしたくないんだけど。」
如「っ…！」
あまりの正論に返す言葉が見つからない。悔しくて、俺は思わずしーくんに背中を向けた。
閑「怒んなよ…。」
如「怒ってない。……俺、うそつきになんか絶対ならないから。」
体にかかっている毛布を頭まですっぽりかぶると、しーくんがクスッと笑った。
閑「どこで負けず嫌い発揮してんだよ(笑)。」
しーくんは、笑いながら縮こまった俺の背中を優しくさすり始めた。
閑「…まあ、怪我無くてよかったよ。ゆっくり休みな？」
優しい声が、今日はいつも以上にしみてくる。
俺はグッと下唇をかんで、その声に頷くことしかできなかった。
「うそつき」fin.
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かおり - すみません、パスワード教えていただいたいです！全てお願いします！ (2023年1月7日 23時) (
レス) id: fcc852425b (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ - ありがとうございますm(_ _)m (2022年1月30日 12時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)
おさと(プロフ) - ぺえさん» ぺえさん、お返事ありがとうございます！内容の詳細について、承知いたしました！ (2022年1月30日 12時) (レス) id: c1210c5b99 (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ - いつもリクエスト書いていただきありがとうございますm(_ _)m (2022年1月30日 4時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ - 食べ物とかのアレルギーで、運動してしまったことによって起こってしまったみたいな感じでお願いしたいです、書きづらいようでしたら、全然変えてもらって大丈夫です！メンバーはのえるくんとしめちゃんでお願いしたいです！ (2022年1月30日 4時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさと | 作成日時：2022年1月1日 19時
