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「…元太の言うとおりだったよ。」
「へ？」
「前に元太がさ、生きてりゃ色々あるって言ってたじゃん？ほんとにその通りだなって思って。…しめもさ、前いた職場で色々あって今の会社に来たんだってさ。」
マジで人って色々あるもんなんだな。
そう言って、元太の方を見る。今、元太はどんな顔をしているんだろう。
蛍の邪魔をしないように、ここら辺は全然明かりがない。少しは暗闇に目が慣れてきたけど、その表情まではよくわからなかった。
「…俺も。俺もある、色々。」
闇に広がる沈黙を、元太の声が破った。普段の元太からは想像できない、小さな小さな声だった。
「海斗、聞いてくれる？」
「うん。全部、聞かせてほしい。」
「…俺さ、病気なんだ。心臓の。」
「…うん。」
それから元太は、淡々と自分の病気について話してくれた。
小学生のときに引っ越した後、サッカーのクラブチームに入ったこと。
そこでの練習中に胸が苦しくなって検査をしたら、生まれつき心臓に異常があることがわかったこと。
それ以来、サッカーだけじゃなくてスポーツは全部できなくなったこと。
体が大きくなるにつれて状態が悪くなって、今はせっかく入った大学にも行けていないこと。
言葉に詰まることもなく、元太は全てを話してくれた。
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おさと(プロフ) - おもちさん» おもち様、はじめまして！コメント、とても嬉しく励みになります…！ありがとうございます！！これからも少しずつ更新してまいりますので、ぜひお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2022年1月26日 16時) (
レス) id: c1210c5b99 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - はじめまして！更新ありがとうございます。密かに読ませていただいてました。2人の関係性とても素敵です。これからも更新楽しみにしています！ (2022年1月25日 21時) (レス) @page32 id: 5462cacf1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさと | 作成日時：2021年10月3日 10時
