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Side龍也





如恵留に帰ろうって言われて、後ろを振り返ったら急に目の前が真っ白になって。





気づいたときには、俺は如恵留に体を支えられていた。







如「しめ、大丈夫?具合悪いの?」



龍「だ、大丈夫。ごめん…」



如「…とりあえず、帰ろう。送るから。」





本当は嫌だったけど、嫌だとは言えなかった。結局俺はタクシーに乗って、如恵留と一緒に家の前まで来てしまった。







如「…ちょっと、中で話せない?」





のろのろとタクシーを降りる準備をしていた俺に、如恵留が言う。俺が頷くと、如恵留は荷物を持ってすぐにタクシーを降りた。









龍「…どうぞ、入ってください、」



如「なんでそんなに他人行儀?(笑)」





そう言いつつ、如恵留もちょっと照れくさそう。俺からしても、如恵留が家にいるってなんか変な感じがする。







お互いもじもじしていたけど、しばらくして如恵留が先に口を開いた。





如「体調、大丈夫?」



龍「大丈夫。最近寝不足だったから…」



如「…何か、あった?」



龍「うん、なんて言うか…」





どう説明すればいいかわかんなくて、急に言葉に詰まる。でも、如恵留はこういう時、急かしたりしない。





黙って続きを待ってくれてる如恵留を見て、俺はなんとか言葉を絞り出した。





龍「…ずっと、見られてる気がしてて。」



如「見られてる?」



龍「家にいる時かな。…うーん、ていうか家を出る時とか帰ってきた時?誰か、近くにいるような…」



如「…それで、家に帰りたくなかったんだ?」



龍「うん…。」





なかなか家に帰る気になれなくて、コンビニで時間を潰そうとしていたのは、やっぱりバレバレだったみたい。







如恵留は、天井を見上げて小さく息を吐いた。

・→←○切って、捨てて(桃×白)※



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麦茶(プロフ) - 返信までご丁寧にありがとうございます🥲おさと様は同じ書き手として雲の上の存在のような方だったので、おさと様に読んでいただけてるなんて感激です…!(;;)ありがとうございます!おさと様もご自分のペースで執筆頑張ってください! (2023年4月5日 0時) (レス) id: cb7d8de1c6 (このIDを非表示/違反報告)
おさと(プロフ) - 未来さん» 未来様、コメントありがとうございます!そこまで言っていただけるなんて、嬉しいです😭こちらこそ、初期の頃から素敵なリクエストをいただき、本当にありがとうございました!!未来様の作品も、楽しみにしております! (2023年4月2日 17時) (レス) id: de6645fa3a (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 素敵なお話を毎度毎度ありがとう御座いました!😭 (2023年4月2日 7時) (レス) id: 08c89fe430 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - おさとさん!!いつもいつも楽しいお話をありがとうございました😭私自身何度もリクエストさせて頂き、とても楽しんで読ませて頂いておりました。おさとさんの物語、全て大好きです!連載は終わってしまい凄く寂しいですが、何度も何度も読み返させて頂きます笑笑 (2023年4月2日 7時) (レス) @page50 id: 08c89fe430 (このIDを非表示/違反報告)
おさと(プロフ) - 麦茶さん» 麦茶様、コメントありがとうございます😭とても嬉しいです、!作者の拙い話をお読みくださり、本当にありがとうございました!実は私、麦茶様のお話が大好きです…。お忙しい中とは思いますが、更新楽しみにしています!無理せず、麦茶様のペースで頑張ってください! (2023年4月1日 22時) (レス) id: de6645fa3a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おさと | 作成日時:2023年1月21日 19時

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