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Side如恵留
先を見通す、ということは、想像以上に難しい。
今のままだと、たしかにしめの出演は難しい。でも、まだ諦めるには早すぎる。それならば、と一部出演の方向で検討するように話が進みだした。
現状の厳しさと残る希望の間で、運営も俺たちも、しめも揺れている。正解が分からないまま時間は流れて、俺たちはどこか定まらない気持ちのまま衣装合わせの日にまで流れ着いてしまった。
…そして、この日。想像もしていなかったことが、起きてしまった。
「きゃっ!」
女性の悲鳴みたいなものが聞こえて、スタッフさんと交わしていた会話がとまる。声のした方を見ると、しめのそばにいるスタッフさんがおびえたような顔をして固まっていた。
少しして、その人が我に返ったようにしめに頭を下げる。しめはひどく傷ついた顔をしていて、全く動かない。状況がわからないまま声をかけようと2人に近づいた瞬間、しめは弾かれたようにその場から走って逃げだしてしまった。
如「…え、しめ!?」
大慌てで、しめの背中を追いかける。しめは、荷物を置いている控室に駆け込むとそのまましゃがみこんでしまった。
如「っ…!」
声をかけようとしめに近づいたとき、俺は何が起きたのかをやっと理解した。
しっかりボタンの閉まっていないシャツからのぞく、しめの胸元。痩せて骨の浮いたその胸には、見る人の痛みをもかき立てるような生々しい傷跡が刻まれていた。
龍「……手術の傷、思ったより残っちゃって。」
独り言のように、しめがつぶやく。
龍「…少し、やせちゃってっ。」
震える背中に、一歩ずつ近づく。俺はしめの後ろに、静かにしゃがんだ。
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雅 - ↓もしよろしければ書いていただけると嬉しいです。ご検討のほど宜しくお願い致します。 (2022年10月30日 21時) (レス) id: 7d488f5410 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 赤が酷いトゥレットに苦しむお話。白目を剥いたり、身体が勝手に暴れたり、大きな声が出たり、意味のわからない声を出し続けたり、首振りが止まらず吐いたり。症状でストレスが溜まり、ストレスで症状が悪化する負のループ。友達も出来ず双子の黄だけが唯一の味方。 (2022年10月30日 21時) (レス) id: 7d488f5410 (このIDを非表示/違反報告)
こまち - そして貯めたお金で誕生日プレゼントを買おうとしていた。しかし何も知らない桃はその日も緑を叱る。そして翌日。プレゼントを買った緑はバイトを終え急いで帰ろうとし交通事故に遭う。病院に駆けつけた桃は冷たくなった緑と対面。全ての事実を知った桃は泣き崩れた。 (2022年10月26日 18時) (レス) id: e020254286 (このIDを非表示/違反報告)
こまち - 桃×緑(兄弟)のお話をお願いします。早くに親を亡くし2人で暮らす。弟の緑は最近夜遅くまで帰ってこず桃との関係はピリピリ。でも実は家計が苦しくても自分を養ってくれる桃のため学生の緑は複数のバイトを掛け持ち夜遅くまで働いていた。→ (2022年10月26日 18時) (レス) id: e020254286 (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ(プロフ) - こんばんは!リクエスト失礼します🙇🏻♀️「やさしいひと」がすごく好きなので、同じ設定でまたお話書いていただきたいです!よろしくお願いします、おさと様のペースでこれからも更新頑張ってください、楽しみにしてます! (2022年10月26日 0時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おさと | 作成日時:2022年10月16日 19時