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Side龍也
ウォーミングアップくらいの時間しか踊っていないのに、過呼吸になるなんて想像もしていなかった。
最初だから仕方ないって無理やり納得しようとしていたけど、その日以来何回レッスンに参加しても最後まで体力のもつ日は1日もなかった。
今までの自分じゃありえないくらいの体力のなさに、気持ちだけが焦っていく。思ったように振りも覚えられなくて、倒れる前に捌けてみんなに迷惑をかけないようにすることだけが身についていった。
倉「…しめ、具合どう？」
途中でみんなの輪から抜けて休んでいた俺の隣に、まつくが腰を下ろす。息は全然上がってない。
龍「別に、具合悪いわけじゃないよ。ただ、」
ただ、体が追い付かないだけ。
そんなの、言葉にするのも嫌だった。途中で話すのをやめて目を閉じた俺の背中に、まつくの手が触れる。
倉「焦んない方がいいって。踊れる時間、だんだん延びてきたじゃん。」
龍「うん…。」
倉「最初の目標は、次のダンプラ撮影だよな。ゆっくりやってこうぜ。」
そう言って笑うと、ゆっくり、とは真逆のスピードでまつくはみんなの輪の中に戻っていった。
いいよな、みんなは思いっきり踊れて。
たくさん励まして気遣ってくれてるメンバーをにらみつけてる自分に気づいて、心底自分が嫌になる。
病気は治った。あとは、体力が戻るように根気強くやるだけ。病院の先生も、事務所の人も、みんな同じことを言う。
わかってはいるのに、無視できないイライラが胸の中にたまって、心はどんどん濁っていった。
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雅 - ↓もしよろしければ書いていただけると嬉しいです。ご検討のほど宜しくお願い致します。 (2022年10月30日 21時) (
レス) id: 7d488f5410 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 赤が酷いトゥレットに苦しむお話。白目を剥いたり、身体が勝手に暴れたり、大きな声が出たり、意味のわからない声を出し続けたり、首振りが止まらず吐いたり。症状でストレスが溜まり、ストレスで症状が悪化する負のループ。友達も出来ず双子の黄だけが唯一の味方。 (2022年10月30日 21時) (レス) id: 7d488f5410 (このIDを非表示/違反報告)
こまち - そして貯めたお金で誕生日プレゼントを買おうとしていた。しかし何も知らない桃はその日も緑を叱る。そして翌日。プレゼントを買った緑はバイトを終え急いで帰ろうとし交通事故に遭う。病院に駆けつけた桃は冷たくなった緑と対面。全ての事実を知った桃は泣き崩れた。 (2022年10月26日 18時) (レス) id: e020254286 (このIDを非表示/違反報告)
こまち - 桃×緑(兄弟)のお話をお願いします。早くに親を亡くし2人で暮らす。弟の緑は最近夜遅くまで帰ってこず桃との関係はピリピリ。でも実は家計が苦しくても自分を養ってくれる桃のため学生の緑は複数のバイトを掛け持ち夜遅くまで働いていた。→ (2022年10月26日 18時) (レス) id: e020254286 (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ(プロフ) - こんばんは！リクエスト失礼します🙇🏻♀️「やさしいひと」がすごく好きなので、同じ設定でまたお話書いていただきたいです！よろしくお願いします、おさと様のペースでこれからも更新頑張ってください、楽しみにしてます！ (2022年10月26日 0時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさと | 作成日時：2022年10月16日 19時
