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Side宮近
宮「…じゃあ俺たちは俺たちで、集中してやろう。」
俺の声に、しめと閑也以外の4人が渋々頷く。
今日はしめのダンス復帰日なわけで、たしかにしめの様子が気になるのはわかる。でも、閑也がしめに新曲の振付を教えている間に、俺たちは他の曲を練習しておく約束だ。
無理やり空気を変えるように手をたたいて、俺は練習を始めた。
―ハァ、ハァ、
俺たちがかけていた音楽が止まったタイミングで、レッスン室の端の方から誰かの荒い息が聞こえてきた。誰か、の正体はみんなが分かっている。心配を隠すのももう限界だった。
元「…しめ、大丈夫かよ、」
元太の声を合図に、全員の視線がしめに集中する。閑也と目が合った俺は、黙って首を横に振った。
閑「…今日は、終わりにしよう。」
龍「え、でもっ、」
不満そうにしめが口を開くけれど、その続きが言葉になることはなかった。糸が切れたみたいに、急にしめがしゃがみ込む。過呼吸みたいになってしまったしめの背中を、慌てて閑也が擦り始めた。
宮「…ごめん、如恵留。練習の続きやっといて。」
如恵留に後を託して、俺はしめと閑也のところに駆け寄る。
閑「…っわりい、もっと早く、止めればよかった…」
宮「いいんだよ。久しぶりだったし、ペースもつかみづらかったでしょ。」
閑也のフォローをしつつ、俺はしめの顔色を確認した。
真っ青な顔には焦りが浮かんでいて、何が起こっているのかわかっていない様子だ。
宮「しめ、大丈夫だからね。ゆっくり息吐いて。」
龍「…っは、ケホケホ、っふ、はぁ、」
必死に呼吸をするしめの手が、胸のあたりを押さえる。もう心臓の方は大丈夫だってわかっているのに、その仕草を見た瞬間俺も怖くてたまらなくなった。
大きい手術を経験したしめの体は、想像以上に弱っているのかもしれない。突きつけられた現実に、この場にいる誰もが戸惑っていた。
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雅 - ↓もしよろしければ書いていただけると嬉しいです。ご検討のほど宜しくお願い致します。 (2022年10月30日 21時) (レス) id: 7d488f5410 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 赤が酷いトゥレットに苦しむお話。白目を剥いたり、身体が勝手に暴れたり、大きな声が出たり、意味のわからない声を出し続けたり、首振りが止まらず吐いたり。症状でストレスが溜まり、ストレスで症状が悪化する負のループ。友達も出来ず双子の黄だけが唯一の味方。 (2022年10月30日 21時) (レス) id: 7d488f5410 (このIDを非表示/違反報告)
こまち - そして貯めたお金で誕生日プレゼントを買おうとしていた。しかし何も知らない桃はその日も緑を叱る。そして翌日。プレゼントを買った緑はバイトを終え急いで帰ろうとし交通事故に遭う。病院に駆けつけた桃は冷たくなった緑と対面。全ての事実を知った桃は泣き崩れた。 (2022年10月26日 18時) (レス) id: e020254286 (このIDを非表示/違反報告)
こまち - 桃×緑(兄弟)のお話をお願いします。早くに親を亡くし2人で暮らす。弟の緑は最近夜遅くまで帰ってこず桃との関係はピリピリ。でも実は家計が苦しくても自分を養ってくれる桃のため学生の緑は複数のバイトを掛け持ち夜遅くまで働いていた。→ (2022年10月26日 18時) (レス) id: e020254286 (このIDを非表示/違反報告)
ぺえ(プロフ) - こんばんは!リクエスト失礼します🙇🏻♀️「やさしいひと」がすごく好きなので、同じ設定でまたお話書いていただきたいです!よろしくお願いします、おさと様のペースでこれからも更新頑張ってください、楽しみにしてます! (2022年10月26日 0時) (レス) id: 8c7e5fe0be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おさと | 作成日時:2022年10月16日 19時