○○な彼。【短編集】

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乱れた着衣でぐったりと座り込むわたしに

「んじゃ、次はベッド行きますか〜」

へらっと笑って言うけど



「辰哉そんなに何回もできる人じゃないの知ってるけど？」




さらーっとひんやりした空気が一瞬流れたけど




「んー、なんかその半分脱がされてる感じ？
すげーえろいし興奮するんだよね。
無理矢理されちゃったのにめちゃくちゃ感じました！
結局たくさんイって求めてしまいました！
こんなはずじゃなかったのにぃ〜みたいな？」


「へっんたいっっ！！！！」




やっぱりこの男、変態です。





「…でも辰哉？
わたし次は全部脱がせて欲しい」

「へっ？」




「辰哉と素肌、くっついてするの好き……」




「ああぁああああ！！！はいはいはいはい！
脱ご脱ご！はいバンザーーーイ！！！
もーどんどんくっつこ！たくさんくっついてこ！
やっべーーちょっと一回先に出したいんだけど！
いい？だめ？だめか？いやちょっとこれはー」




もう一回言う。

やっぱりこの男、変態です。

わたしにだけ、ね！

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