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「あの、ここに行きたくて…
反対に出ちゃったみたいで…」

『あぁ、ここ…え?
もしかしてタピオカ屋さん出店するんですか?』


「え?そ、そうなんですけど…
なんで出店って…」

『まじで、運命かもね。』



わたしの顔を覗き込んで笑って

『間に合わなくなる!一緒に行こ!』

「え、あ、ありがとうございます…!」



れんさんの長い足は
わたしよりずっと一歩が大きいのに
わたしに歩幅を合わせつつ
急いでくれているのが分かる。




「あの、れんさん?
れんさんもお店やってるんですか?」

『んーん、俺は雑誌の出版やってます。
で、そのフェスもうちの主催。』



なるほど。

足早に歩きつつ頭の中で
ひかるのことを考える。



これは…知られたらまずいやつ…
 

迷ったことが悪い!そもそも。
でも背に腹はかえられなかった!
ごめん、ひかる。




『何考えてます?今。』

「え?あ?ん!?」


『すみません、1枚だけ許してほしいっ!』



見上げた瞬間、

さりげなく撮られた写真。




「いやいや無理無理!
急に写真は無しです。消してください。」


『…すみません…失礼なことして…
でもうれしいから
康二にだけ送って消します!』


「だめだめ!!
誰にも送らず消し『あ、送っちゃった』




…この前も思ったけど
れんさんって見た目と違って
なんか結構強引なんだよなぁ…

 

「あ!あのビル?あのビルですよね?
ありがとうれんさん!」

『Aさんは5階です。
ちなみに俺は6階にいるんで…ってはや。』


わたしは軽く頭を下げて
半ば逃げるようにビルに入った。

hikaru side→←.



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設定タグ:SnowMan , 岩本照 , 目黒蓮   
作品ジャンル:タレント
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ゆい(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます!嫉妬や甘々のひーくんにドキドキしました! (2023年4月27日 17時) (レス) @page50 id: 81945824d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kyk | 作成日時:2021年8月24日 1時

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