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トレーニングの合間
Aさんのお店に行くのは
毎日の日課。
1人で忙しそうなAさんだけど
すげー楽しそうないい顔してる。
女性客がほとんどだけど
なんとなく最近は若い男もよく来る。
俺調べだけど。これは間違いない。
なぜなら俺調べだから。
列が途切れたタイミングで声をかけると
「あ、ひかるくん！お疲れ様ー」
ニコッと笑いながら
小さい声でちょっと疲れた。なんて
俺には心の声も聞かせてくれる。
「大丈夫？あんま無理すんなよ。」
「大丈夫！
ありがたいよ、
忙しくさせてもらえていてさ。」
何も言わなくても
当たり前のように手渡される
俺の好みにカスタマイズされたドリンク
「つーか、定休日は？ないの？」
「不定休。仕込みとか状況見て休むよ」
「たまにはそう言うの抜きにして
しっかり休むの大事だよ？メリハリ。」
「ありがと！」
そんで、良かったら
その休みの少しの時間でいいから
俺にくれたら最高なんだけど…
って言いたい気持ちを抑えていたら
「…ひかるくんは？お休みいつ？」
「へっ！？俺！？」
なにその顔！って
吹き出して笑うAさんに
なんだよ、期待しちゃうじゃん…
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作者名：kyk | 作成日時：2021年8月7日 20時
