第93話【涼介side】 ページ45
・涼介side
・
涼介「大丈夫、心配ねーよ。」
・
・
俺がそう呟くと、知念と大ちゃんは驚いた顔をして
お互いが顔を見合わせた。
・
・
涼介「あれ、俺の親父。」
俺は一番偉そうにしている警官を指差す。
・
・
大貴「まじ?あれが山田の親父……」
侑李「警官って知ってたけどまさかあの人が…」
・
・
俺達3人が親父の方を見ていると、
不意に親父と視線が重なる。
・
・
ギクッと一瞬心臓が波打って、
涼介「そのまま車に乗り込むぞ。」
・
・
親父の視線を感じつつ、
俺達が乗って来た車に乗り込む。
・
・
知念「涼介免許持ってたっけ?」
大貴「5人共持ってねーだろ。」
・
・
涼介「……しょうがねえ。」
少しの沈黙の後、後部座席から運手席へと移動し、
・
・
エンジンを掛けて、ハンドルを握る。
・
・
涼介「捕まってろよ。」
バッグミラー越しに、2人を見つめニヤっと笑う。
・
・
知念と大ちゃんの顔は心なしか、青ざめている様に
見えるが、お構いなしにアクセルを踏み込む。
・
・
沢山の車をすり抜け、出口へと向かう……
すると、出口に佇み腕を伸ばしている一人の男。
・
・
涼介「……親父?こんの糞ジジイ、
俺に引かれたい見てーだな。」
・
・
俺には時間がないんだ。
今は親父に構う暇なんてない。
・
・
俺は発進を止める事はなく、親父に向かって
アクセルを力強く踏み入れる。
・
・
大貴「山田、父親を引く気かよ!!」
侑李「1回止まりなよ、危ないって!!」
・
・
涼介「……黙れ、俺には時間がない。」
2人の言葉を受け流し、車を走らせた。
・
・
俺の行く手を阻み、邪魔をするのなら、
例え相手が父親であってもためらわない。
・
・
親父より、
"俺はAが大切だ"
・
・
1800人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぬこぱんち! - 気まずい系が苦手なので一向に59話に行けない私('ω')どうすればこの一歩が踏み出せるかな?('ω') (2018年1月11日 0時) (レス) id: 8269dc069f (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 読んでいると、お話に吸い込まれていく!ますます山田くんが、大好きになりました。 (2016年12月28日 15時) (レス) id: a4b13f2039 (このIDを非表示/違反報告)
あやぼん - 侑李に愛されたい! (2016年10月8日 12時) (レス) id: 9f60afc47a (このIDを非表示/違反報告)
あこのん - 大ちゃんに「姫」とか言われると、壊れちゃう。。。。。 (2016年2月2日 21時) (レス) id: 16f647c9ec (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - もうめちゃくちゃやばいですね!私はやまちねがすきなので、やまちねのとこがもう最高でした! (2015年10月26日 20時) (レス) id: 68932c9c48 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:姫りんご | 作成日時:2014年2月25日 19時