第91話【涼介side】 ページ43
・涼介side
・
その光景を黙って眺めている俺は、
不思議と冷静で、逃げも隠れもしない。
・
・
裕翔「あーあっ、捕まっちゃった。」
光「てか、俺達もやばくない?(汗)」
・
・
侑李「涼介、どうする?」
俺の傍に駆け寄る4人。
・
・
俺は赤く擦れた左手と、
その左手にはめている指輪を見つめた。
・
・
大貴「山田、どうしたんだよ!!
俺らのリーダーはお前だろーが、
・
・
"しっかりしろよ"」
・
・
ザアザア降り頻る雨の中、
大ちゃんの声が響き渡った。
・
・
……A。
お前にもし、何かあったら俺は耐えられない。
・
・
その事を一生悔やみ、お前を守れなかった俺を、
・
・
俺は……俺自身を一生許せなくなる。
・
・
そうなる前に……
涼介「早くAを探しに行くぞ。」
・
・
侑李「そうこなくっちゃ!!」
知念の言葉に、皆が顔を見合わせ頷き、
笑みを浮かべた。
・
・
涼介「悪い……光と裕翔くんは、
皆を病院に連れてってくれ。」
・
・
ここに倒れている俺達の仲間に視線を移し、
静かに光と裕翔くんに呟いた。
・
・
光「ここは任せろ、責任持って病院に連れてくから」
裕翔「その変わり、ちゃんとAちゃん助けてね」
・
・
ピースサインを作る光と裕翔くんに、
口角を上げフッ、と鼻で笑って見せた。
・
・
侑李「あの2人刑事に捕まるんじゃないの?」
大貴「てか、全員撤去されるんじゃね?」
・
・
心配そうに、ボソボソと呟く知念と光に対し、
俺はまたフッ、と鼻で笑った。
・
・
涼介「大丈夫、心配ねーよ。」
・
・
1800人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぬこぱんち! - 気まずい系が苦手なので一向に59話に行けない私('ω')どうすればこの一歩が踏み出せるかな?('ω') (2018年1月11日 0時) (レス) id: 8269dc069f (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 読んでいると、お話に吸い込まれていく!ますます山田くんが、大好きになりました。 (2016年12月28日 15時) (レス) id: a4b13f2039 (このIDを非表示/違反報告)
あやぼん - 侑李に愛されたい! (2016年10月8日 12時) (レス) id: 9f60afc47a (このIDを非表示/違反報告)
あこのん - 大ちゃんに「姫」とか言われると、壊れちゃう。。。。。 (2016年2月2日 21時) (レス) id: 16f647c9ec (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - もうめちゃくちゃやばいですね!私はやまちねがすきなので、やまちねのとこがもう最高でした! (2015年10月26日 20時) (レス) id: 68932c9c48 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:姫りんご | 作成日時:2014年2月25日 19時