検索窓
今日:13 hit、昨日:12 hit、合計:1,677,192 hit

第90話【涼介side】 ページ42

・涼介side





























ポツポツと降り始めた雨は、

次第に激しさを増して俺達の髪や服を濡らす。





























真夏の雨だというのに妙に冷たく感じる……

不意に俺の髪から、左手の指輪に雫が落ちる。





























―――ポツン

その瞬間、周りはザワザワうるさいのに……





























俺を包む空気、俺の周りだけが静止した。





























涼介「…………A。」

ふと、彼女が脳裏に浮かび、

気付けば彼女の名を呼んでいた。





























裕翔「Aちゃんに何かあったの?」

光「まじ?じゃあこいつらただの足止め?」





























大貴「なんだよそれ!!Aちゃんが危ねーじゃん。」

侑李「こいつらを殺らないと助けに行けない!!」





























4人がそんな会話をしていても、

4人の会話なんて俺には全く聞こえてなくて…





























もしかして、

"Aに何かあったんじゃないか"





























俺の頭には嫌な考えばかりが浮かぶ。

涼介「……くそがっ……」





























下を向き、拳をただただ握り締める俺は顔を上げ、

目線を真っ直ぐヤンキー達へ向ける。





























睨みを利かし、ヤンキー達の元へ一気に駆け出し、

奴等の蹴りや、飛んで来る拳を全て交わし、





























力に任せて殴り掛かかり、潰して行く。





























相手が血を出そうが、骨が折れろうが、

俺には関係ない。





























俺には、守らないといけない女がいる。

"守りたい女がいる"





























ウ〜ウ〜ウ〜♪

聞き覚えのあるサイレンと共に、

赤い回転灯が回る車5台が、俺達の前に停車した。





























パトカーだと気付いたヤンキー達は逃げようと

逃走を試みるも、降りて来る警官達に捉えられる。



















第91話【涼介side】→←第89話【涼介side】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (2028 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1801人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 知念侑李 , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぬこぱんち! - 気まずい系が苦手なので一向に59話に行けない私('ω')どうすればこの一歩が踏み出せるかな?('ω') (2018年1月11日 0時) (レス) id: 8269dc069f (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 読んでいると、お話に吸い込まれていく!ますます山田くんが、大好きになりました。 (2016年12月28日 15時) (レス) id: a4b13f2039 (このIDを非表示/違反報告)
あやぼん - 侑李に愛されたい! (2016年10月8日 12時) (レス) id: 9f60afc47a (このIDを非表示/違反報告)
あこのん - 大ちゃんに「姫」とか言われると、壊れちゃう。。。。。     (2016年2月2日 21時) (レス) id: 16f647c9ec (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - もうめちゃくちゃやばいですね!私はやまちねがすきなので、やまちねのとこがもう最高でした! (2015年10月26日 20時) (レス) id: 68932c9c48 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:姫りんご | 作成日時:2014年2月25日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。