第86話 ページ38
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どんなにもがいても、男の力に勝てる筈がない。
どんなに叫んでも、誰も助けに来てはくれない。
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理科室の実験台に押し倒され、
私の両手首を掴む彼が恐ろしく感じる。
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私への罰……私が悪い。
乱暴に私の制服を脱がしていく彼。
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あ「……やぁ……やめてよ!!」
北山「ごめん……それは出来ない。」
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彼は私の首元に顔を埋め、キスを落としていく。
触れる息がくすぐったくて抵抗力を失う。
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とめどなく流れていく涙……
脳裏に浮かぶ涼介の顔……
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北山「泣いたって止められないよ。」
あ「……お願い……やめて……」
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北山「……"嫌なら俺を振りはらえばいい"」
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ガッチリと私の両手を押さえ付けている彼に
適うはずもなく、私の抵抗は虚しく終わる。
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……もう逃げられない。
""ごめんなさい涼介""
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心の奥底で涼介に謝罪し、覚悟を決め目を閉じる。
私の太ももをなぞる彼の手……
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乱暴にスカートを捲られて、私の下着が露になる
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もはや恥ずかしさなんて感じない……
感じるのは"恐怖と絶望。"
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私はこれから……
今日の屈辱を一生背負い生きていかなければならない
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だとしたら辛すぎる、悲しすぎる、
"死んだ方がましだ"
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最後の力を振り絞り、必死に暴れる……
―――ガンっ!!
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彼のお腹に私の力強い蹴りが直撃し、
彼はお腹を抱え、その場にしゃがみ込んだ。
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"今がチャンス"
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ぬこぱんち! - 気まずい系が苦手なので一向に59話に行けない私('ω')どうすればこの一歩が踏み出せるかな?('ω') (2018年1月11日 0時) (レス) id: 8269dc069f (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 読んでいると、お話に吸い込まれていく!ますます山田くんが、大好きになりました。 (2016年12月28日 15時) (レス) id: a4b13f2039 (このIDを非表示/違反報告)
あやぼん - 侑李に愛されたい! (2016年10月8日 12時) (レス) id: 9f60afc47a (このIDを非表示/違反報告)
あこのん - 大ちゃんに「姫」とか言われると、壊れちゃう。。。。。 (2016年2月2日 21時) (レス) id: 16f647c9ec (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - もうめちゃくちゃやばいですね!私はやまちねがすきなので、やまちねのとこがもう最高でした! (2015年10月26日 20時) (レス) id: 68932c9c48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫りんご | 作成日時:2014年2月25日 19時