第64話 ページ16
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遠く、見えなくなって行く涼介の背中。
涼介は車に戻る事はなく、振り返らず歩いて行った。
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涼介が居なくなった海に佇む私達5人……
重たい空気に、冷たい風が私達を包む。
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大貴「やっぱさ、山田がいないと
Aちゃんを落としても面白くねーよな。」
大ちゃんの言葉に頷く光と裕翔くん。
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裕翔「張り合いがないもんね。」
光「強敵な恋的がいるから楽しんだもんな。」
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……私のせいだ。
みんなに迷惑かけて、私は最低だ。
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何より涼介を傷付け、裏切った。
"この罪は重い"
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侑李「涼介の事も大事だけど、
今は指輪の事も大事でしょ。」
私の顔を除き込む侑李は切なそう。
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光「指輪?なんの話し?」
侑李「Aちゃんがみんなの指輪を受け取る時点で、
涼介とこうなる事は分かってた。」
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「……違う?」と私に問う侑李の顔は、
今にも壊れちゃいそうな表情で……。
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そう、全てこうなる事は分かってた。
私が自分で選んだ答えだ。
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あ「……みんな、迷惑かけてごめんなさい。」
私やっぱり、涼介を裏切っちゃいけない。
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涼介を裏切って、ゆきの死の真相を知ったって、
何もいい事なんてない。
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涼介だけじゃなく侑李も、大ちゃんも光も
裕翔くんも裏切り、利用しようとしていた。
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……ごめんなさい。
まだ間に合うなら、、、
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あ「侑李、指輪返すね。」
私は侑李のポッケに指輪を入れ、
あ「私、涼介を探して来る。」
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「「待って!!」」
4人の声をも無視し、走り出す。
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涼介、私間違っていた。
どうか……"チャンスを下さい"
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ぬこぱんち! - 気まずい系が苦手なので一向に59話に行けない私('ω')どうすればこの一歩が踏み出せるかな?('ω') (2018年1月11日 0時) (レス) id: 8269dc069f (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 読んでいると、お話に吸い込まれていく!ますます山田くんが、大好きになりました。 (2016年12月28日 15時) (レス) id: a4b13f2039 (このIDを非表示/違反報告)
あやぼん - 侑李に愛されたい! (2016年10月8日 12時) (レス) id: 9f60afc47a (このIDを非表示/違反報告)
あこのん - 大ちゃんに「姫」とか言われると、壊れちゃう。。。。。 (2016年2月2日 21時) (レス) id: 16f647c9ec (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - もうめちゃくちゃやばいですね!私はやまちねがすきなので、やまちねのとこがもう最高でした! (2015年10月26日 20時) (レス) id: 68932c9c48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫りんご | 作成日時:2014年2月25日 19時