５つの指輪｡２【Ryousuke.Y】

第60話【涼介side】 ページ12

・涼介side









・









涼介「もっと飛ばせ｡」

「これ以上は無理っすよ涼介さん。」









・









・









5ヵ高集合の合図を駆けたのに、どうしても知念だけ、

連絡が取れない……









・









・









知念抜きの倉庫に4高が集まり、俺達は別々の車で

Aを探す事にした。









・









・









涼介「おい、知念の居場所探せ｡」

健人「……どうやって？」

涼介「あいつはバカじゃないからな、

勝利の携帯にGPSを起動させろ。」









・









・









勝利のGPSで分かった知念の居場所｡

知念の好きな海、、、









・









・









俺は別々で探していた3高と合流し、

知念のいる海に向かった。









・









・









健人「知念さんだけだったらいいですね。」

風磨「きっとAさんはいないですよ。」

俺に気を使ってか横の二人が口を開く。









・









・









俺だってバカじゃない｡

知念が誰と一緒に居るかなんて分かってる。









・









・









だけど、

どうか……"Aじゃない、そうであってくれ｡"









・









・









「涼介さん、海辺見えました……」

運転手が気まずそうに呟く。









・









・









……俺の願いは届かなかった｡









・









・









涼介「急げ、2人の前に車を着けろ。」

「……はい!!」









・









・









こんな事、分かってた事だろ。

知念が男だけで海に行くはずがない。

だけど否定していたかった、









・









・









"俺はAを信じたかった。"









・









・









涼介くんside続きます←

第61話【涼介side】→←第59話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す