甘い、甘すぎる。

#41 ページ42

in









「 いのちゃんいつアイツと知り合ったわけ？あれ、相当いのちゃん好きだよ 」


「 アイツ？…あー、大ちゃんね。知り合ったっていうか、図書館で、ね… 」




どうやらやまだくんと同じクラスで、顔見知りみたいだと言うことも知念にバレる前に包み隠さず全て話したんだけど




「 ハア？山田涼介と有岡大貴が同じクラスだぁ？…はあ。いのちゃん、有岡大貴には気をつけた方がいいかもね 」



「 え？なんで 」



「 なんで？って…答えはひとつでしょ。有岡大貴が、いのちゃんのこと狙ってる、からだよ 」







大ちゃんが？俺のことを…？狙ってる、、？




「 いや、いやいやナイナイナイ 」



「 いのちゃんが大ちゃんに気がなくても、あっちは完全に気はあるよ。山田涼介も黙っていられないかもね〜 」





確かに、俺と大ちゃんが何か話していると、必ずと言っていいほどやまだくんは俺と大ちゃんを引き離そうとしてる場面はあった、けど…偶然にすぎないんじゃないかって思ってた。





あーもう、大ちゃんがもし俺に気があるとすれば…





俺、これから先、どんな顔して大ちゃんとこれから話せばいいんだよ〜〜〜！！！









．

#42→←#40

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す