甘い、甘すぎる。

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「 ふーっ、終わった、、、 」



「 案外はやく終わりましたね。 」



「 やまだくんが来てくれたからだよ。ありがとう 」









正直廃棄処理の仕事ってめんどくさいし、早く終わらせてちゃっちゃと家に帰りたいと思う反面、もう少しだけでいいからやまだくんと一緒にいたいのが本音。当の本人は帰る準備を始めてるからそんなこと言えないけど。









「 先輩 」



「 ん？」



「 …なんかこのまま帰るのも惜しいんで、もし良ければ一緒にいつものコーヒー屋、寄りません？」




「 寄る！…その、俺もまだやまだくんと一緒にいたいなーって思ってたし、、ってそういう意味じゃないからね？！ただ、その、1人でこのまま帰るのも虚しいっていうかなんていうか 」



「 先輩顔真っ赤(笑)可愛いですね 」



「 …… っうるさい行くよ！ 」









アレ、俺なんか心臓バクバクしてる。
この感じ、知ってる。



高木に恋をしてる時と、同じ感じ。





俺は、やまだくんのことを好きになっちゃいけないんだ。
あくまでもこれは、片想い”ごっこ”だから。







あーもう、バカ！
何もかも全部、やまだくんのせいだ。









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