友達以上恋人未満 （2）

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ns「 はあ …。 」






結局、1日中浮所と話せなかった。こんなにも寂しい、辛い思いをしたのは龍我が亡くなった時以来かもしれない。




．





朝 、 おはようって頑張って声をかけようとしたけどまだ学校に浮所は来ていなくて。

時間ギリギリに来た浮所と目を合わせたらすぐに逸らされて。 ああ、俺避けられてるんだ。なんて。






避けられてるんだって分かった瞬間、涙が出そうになった。




浮所が何をしたいのかわからない。けど、俺をあからさまに避けてるのは分かる。




ns 「 なんなんだよ … 」





．








そのままズルズル引きずって、浮所と話すことなく放課後を迎えた。






mz「 那須！じゃあな！気をつけて帰れよ！ 」





急いで教室を出ようとする瑞稀に軽く解釈をして、俺もさっさと家に帰って今日のことは忘れよう、なんて思いながら帰る準備をする。




瑞稀はクリスマス以来、彼氏と随分仲良くしてるそうで。毎日幸せそうだ。




いいなあ 、 俺もあんなに楽しかったらな … なんて思いながら。





良かった、なんて思う反面、羨ましさもある。



浮所に、「 一緒に帰ろう。 」なんて言いにくくて。避けられてるもんだから仕方ないけど。







あれからどう接していいのかわかんなくてお互い仕方ない、なんて思いながら今日も暗い道を一人で帰る。




一人で帰ることって意外と寂しくて。







今さらのように浮所を恋しく思ってる自分に呆れる。








バカだなあ 、 俺。






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