友達以上恋人未満 （2）

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やっぱり心の中では龍我のことを未だに死ぬほど引き摺っていて 、 浮所を龍我のこと以上に好きになれるか 、 なんてわからない。

浮所はそれでもいいって言ってたけど 、





でも 、 でも …









浮所は 、 俺のひとりのかけがえのない友達で 、親友。


だからこそ 、 こんな中途半端な気持ちで付き合うなんてことはいけないことのような気がして。




このまま浮所の優しさに甘えてしまうのは 、ずるいんじゃないかって。

浮所の気持ちが真剣だって 、 ものすごく分かるからこそ 、 なおさら ＿＿＿＿ 。






… うん 、 やっぱり 、 俺はまだ … 。






ns 「 … あ 、 あのさ 。 」




長い沈黙の末 、おそるおそる口を開く。




ns 「 ありがとう 、 浮所の気持ち 、 すげえ嬉しい。でも 、 俺 … 。 」






言葉に詰まる俺を 、浮所が不安そうな目で見つめる。



その表情に胸がズキンと痛む。





ns 「 浮所とは 、 その … やっぱり 、 友達 、 親友でいたい … っ 、 」





uk 「 ……… うん 。 」






ns 「 だから …… ごめんなさい 、 」







あれ 、 何でだろう。 俺から 、 俺から断ったはずなのに 、 目から自然と涙が溢れてくる 。



結局俺は 、 こういうふうにしか言えなかった。
どうしたら浮所を傷つけないかさんざん考えて 、 一生懸命探したけど 、 見つかんなくて。



浮所に惹かれている気持ちもあったから 、 正直迷ったけど 、期待させるようなことを言うのはいけないとおもった。






uk 「 …… 那須 … 、 」





浮所が潤んだ目で俺を見ながら再び問いかけてくる。



uk 「 どうしても 、 俺じゃダメ？ … やっぱり友達以上にしか見れない 、？ 」




ちがう 、 違う 、 俺は 、 友達以上って思ってるんだ 、 でも … 。





ns 「 俺 、 やっぱりまだ … 新しい恋は 、できないと思う … 、」





uk 「 ………… そっか 、 」






ああ 、 違う。 浮所をこんな顔にさせるはずじゃなかった 、









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