友達以上恋人未満 （2）

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そして迎えたクリスマス当日、めちゃくちゃ寒かったけど天気は晴れ。



浮所は俺が支度している時からメッセージを送ってきている。待ち合わせが苦手な俺のために、と浮所から提案してきたものだ。


それを見るだけで俺は浮所が無事だってわかるし 、絶対に来るって安心できる。



気を使わせて申し訳ない 、 なんて言えば '' 那須を不安な思いにはさせたくないんだ、 '' と面倒だと思うどころか俺の心配をしてくれる。優しい。



ns 「 … 行ってきます 、 」


玄関から家を出て 、 手にはプレゼントが入った紙袋。日頃の感謝の気持ちを込めて 、 なんて照れくさい理由だけど気持ちが伝わると思ったから。 … 喜んでくれるといいんだけど。




．




駅について改札を抜けるとベンチに黒のコートを着た男の子が座っているのが見えた。

… 浮所だ 。 よかった 、 ちゃんと居た。





ns 「 浮所！ 」

uk「 あ 、 那須 」

ns 「 … 悪い 、 待たせた 」



浮所のすぐそばまでくると少し驚いたように目を見開く。




uk 「 … なんか浮所 、 いつもより雰囲気違う。 」

ns 「 え 、 そうか？ 」



確かに少しは気合を入れてきたけど至って普通だ。



uk 「 うん。なんていうか …… いや 、 やっぱりなんでもない！ 」

ns 「 なんだよそれ。気になるじゃねえか 」





なんだよ。気になるじゃねえかよ全く。









．

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