4 ページ5
甘えたモードの潤くんは意外に早く寝付き、私もすぐに寝てしまった。
福 「おはよ、起きて。」
「ん…………。」
ここでわかったと思うけど、私は寝起きが悪い。でも根気よく揺り起こしてくれる潤くんには悪いけど、今日は起きてる。だけど起こしてくれるシチュエーションっていいなぁ…って思うからしばらくこのままでいよう。
福 「おーきーてってば。…いいのかなー、起きれなくなっちゃうようなことしてもいいのかなー」
「待って起きた。」
私が起きていると分かった上でわざとらしく、意地悪そうな声で言った。こうなった潤くんはもう止められないので観念して起きる。
「あー。ねっむい」
福 「大丈夫かー?朝飯食える?」
「だいじょぶ…。」
私はまだ覚めない目をこすりながら、ふあっとあくびをする。朝ごはんを作ってくれている潤くんをぼうっと見つめたままリビングのソファに座る。
福 「ほい、おまちどーさん。」
「ありがと…。」
私があったかいコーンポタージュをすすっていると、頬杖をついて私を見る潤くんがいた。ニタニタというかにこやかに見つめる潤くんの視線がくすぐったい。
「なに、?」
福 「いや。寝ぼけてる時のAは舌ったらずで可愛いなぁって。」
「うるさい…まだ頭が寝てるだけだし…。」
ふふって笑う潤くんを見て、私も思わず笑みがこぼれる。潤くんのこういうとこ知ってるの、私だけだと思うと、嬉しくて仕方がない。
福 「ま、あんまりゆっくりしてる時間はないんだけどね。」
「まじか…。」
のそのそとパンをかじりつつ、準備を始める。
福 「行くぞ〜。」
「ん、わかったー」
私の準備が終わる頃に呼びに来た潤くんと家を出る。
福 「今日誰とやんの?」
「えっとねー、だれだっけな…」
福 「おいおい。」
「達央くんと、中村くんとなっちゃんとアスミスと…あと、慎之介くんもいたかな?」
福 「なっちゃん…?あぁ、花江くんか。」
「まだ何人かいたけど、主要メンバーはそんな感じ。」
福 「なるほど…。達によろしく。」
「なにそれ」
2人で顔を見合わせてクスクスっと笑っていると、後ろからドーンっと急に衝撃が来た。
福 「うおっ!?」
「なになに…」
衝撃を受けたのは私だけじゃないみたいで、潤くんも前のめりになってこけそうになっていた。振り返ると、2人でピースをしているお馬鹿な大人がいた。どうでもいいけどピース似合うな…。
304人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男性声優」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲羅(プロフ) - 続き見たいです!頑張って下さい!! (2017年8月27日 12時) (レス) id: 16daf3422a (このIDを非表示/違反報告)
ギュンギュン - 続き見たいでーす!宜しくお願いします! (2017年2月21日 9時) (レス) id: aa733b9dab (このIDを非表示/違反報告)
孤夏悠斗(プロフ) - まっちぃさん» ありがとうございます!ディズニーに行ったことがないのですが、できるだけ頑張って書きたいと思います!リクエストありがとうございます! (2017年1月10日 20時) (レス) id: 4a7a67c050 (このIDを非表示/違反報告)
まっちぃ - では、早速リクエストです!夢主ちゃんと潤さんがディズニーランドかシーにデートに行くストーリーをおねがいします!! (2017年1月10日 19時) (レス) id: 481a64e5c1 (このIDを非表示/違反報告)
孤夏悠斗(プロフ) - 冬月雪さん» コメントありがとうございます!おぼえていますとも!つい自給自足してしまいました(笑)お、楽しみにしています!ありがとうございます、頑張ります!何かリクエストがあればお願いします(( (2017年1月9日 23時) (レス) id: 4a7a67c050 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:孤夏悠斗 | 作成日時:2017年1月6日 16時