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「トイレ行ってくるね」と立ち上がり、私はその場から離れました。親友から逃げてしまったのです。これ以上に罪悪感を抱くことはないでしょうう。
初めて経験することの連続で混乱し、同期する胸を押さえつつ、私はとある男の子のクラスにやってきました。彼とその男の子が同じクラス、私と親友が同じクラスというふうに別々のクラスになって
しまいましたが、私たちは元々、男女4人グループだったのです。
その男の子のクラスに行くと、先ほどの私同様、引きつった笑みを浮かべながら彼の話を聞いていました。私はその痛々しげな横顔に、胸がぎゅっと痛くなりました。男の子は親友のことが好きだったのです。
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作者名：孤夏悠斗 | 作成日時：2017年2月6日 18時
