検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:30,218 hit

9杯目 ページ10

有「ご馳走様〜」




伊「ご馳走様でした!とても美味しかったです!」





「お粗末さまでした、そう?良かったわ!」



有「じゃあ俺の部屋行こ」





伊「いいけどちょっとだけね?

俺大学の課題あるし」





有「分かった」




部屋に入り扉を閉めると



伊野ちゃんは気が抜けたように座り込んでしまった





有「えっ、伊野ちゃん大丈夫?!」




伊「ほんとごめんね

大丈夫だから気にしないで?」



少し苦しそうに笑う伊野ちゃんの姿に


胸が締め付けられる



有「体調、悪い?水とか持ってくる」



伊「ほんと平気、貧血気味だったのかも。

けど座ったからもう平気

だからそんな悲しい顔しないでよ〜」





有「けど...」





伊「ほんと気にしなくて大丈夫だからさ!

それより今日の大ちゃん見てて思ったけど

むむってしてたり悲しそうな顔してるよ?ずっと

何かあったんじゃない?」





そんな顔してたかな、とふと我に返ると


ずっと頭の中伊野ちゃんだらけ



そんな顔しちゃってたのか、




有「なんでも、ない」




伊「...そっか、

けど爆発しちゃう前に誰かに相談しなさいな

伊野尾先生もちゃーんと相談乗ってあげるから!」





任せろ!と言うまでに胸を張りドヤ顔




有「何それ笑」



さっきまで悩んでたのが嘘かのように笑えた



伊野ちゃんも違和感のない笑顔で少し安心した




ずっとこの時間が続けばな、



なーんて思ったのは



誰にも言わない俺だけの秘密

10杯目→←8杯目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
119人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆう | 作成日時:2019年11月4日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。