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3杯目 ページ4

伊「よし、大貴くん、今日はここまでにしとこっか!」



俺の苦手な数学を教えてくれたけど


応用問題にはたどり着かなかった。



あー、ちゃんと勉強しておけばな。



有「ありがとうございました。」



伊「どういたしましてっ!

明後日は今日の復習で小テストからやるから

忘れないようにね!」



明後日かぁ...



伊「大貴くん...?」




有「あの、伊野尾、先生

大貴くんって呼ばれるのなんか慣れない。

大ちゃんでいいですよ」




伊「うん、分かった

大ちゃんって呼ぶよ。

じゃあ俺のことは伊野ちゃんって呼んで?

はい、約束〜!」




そういい笑顔で差し出された小指



有「はいっ、約束です!」




俺はその指にそっと小指をからめた。









もしかしたら生徒と教師だからって呼んでくれないかも



困った顔をされたらどうしよって思った。





けど、伊野ちゃんが大ちゃんって呼ぶ度




胸がドクンッってなって




なんか苦しくて




けど嫌な感じはしなくて




早く山田たちに自慢してやりたくなった。

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作者名:ゆう | 作成日時:2019年11月4日 21時

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