(31) ページ31
2番にはいる直前俺は手を止めた
『ごめん、侑李
俺こっから先はまだ弾けそうにないや』
俺の演奏は下手くそだから...
知「そっか、Aって経験者だっけ？」
『いや、全然。
昔お父さんに指弾きとスラップを少しだけ
教えてもらったことがあったくらい』
知「そーなんだ、Aベースの才能あるじゃん
すごい上手だった、ね？涼介」
侑李の目が扉の方を向く
俺も扉の方へむくと
何故か少し開いていたドアから
山田さんがでてきた
山「知念、気づいてたんだ
別に知念がいいならメンバーに入ってもいいと思う
あの知念が認めたんなら俺は反対できねぇかな」
そんなに信頼し合ってるんだ。すごい、
『あ、でもテストは一週間後じゃ...』
山「昨日一日でほぼ初心者が
1番まで完璧に完成させた
確かに昼から夜中まで休憩せずに
やってたんかも知んねぇけど
そんなお前が中途半端にバンドに参加するとは思えねぇ」
知「まぁ、初心者でも経験者でもでこのコード譜渡して
一日でここまで完璧に完成させた子いないよね
初心者だとイントロすら完成するか危うい
経験者でもAメロくらいだと思うから」
そ、なんだ...
知「一緒にバンドやらない？A」
『はい！お願いします！』
一日で認めてもらえるなんておかしいし
すごいことだと思う
すごく、嬉しかった
山「基本は各自で個人練習
土日どっちかにいつも合わせてる
この曲は俺らの定番の曲
ちゃんと弾けるようにしとけよ」
それだけを言い残し彼はどこかへ行ってしまった
『ありがとうございます！』
彼に届いているかわからないけれど
大きな声で彼に届くように叫んだ
知「やっぱ持ってきて正解だった
僕達が次のライブでやる譜面
メンバーがいつ増えてもいいようになってる
来月のこの日ね。
全体練習の日、この日から入れそうだったら入って」
『分かった、ありがと、』
知「Aの実力見た事だし
僕もそろそろ練習するよ
あ、あと大切な話があるから
最上階にある1130号室にきて、10時に」
『う、うん、分かった』
大切な話...
なんなんだろ...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 78人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねんちーさぼん(プロフ) - ゆうさん» 了解しました！わざわざありがとうございました！ (2020年1月13日 13時) (
レス) id: 07a41134ab (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ねんちーさぼんさん» （19）のところのことですか？でしたら放課後のことです。誤字なので修正しておきます。コメントありがとうございました。 (2020年1月13日 13時) (レス) id: d9b8c27be2 (このIDを非表示/違反報告)
ねんちーさぼん(プロフ) - すみません、放課って放課後のことですか？ (2020年1月13日 13時) (レス) id: 07a41134ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう | 作成日時：2019年9月1日 20時
