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、
重「ん……」
次に目が覚めた時は、もう夜中の1時だった。
喉が痛くて、水でも飲もうかな、と立ち上がると、
暗闇の中で光る、俺の携帯が見えた。
手にとって画面をつけると、
異常な程の、Aからの着信。
背筋が凍った。
Aは優しい子やから、よっぽどの事がないと、
電話はしてこん。
ちょっと大事な用件くらいやったら、邪魔にならんように、って
メールしてくるような奴。
なのに、この着信の多さは何……？
何かあったとしか思えんやった。
着信の中には、留守電もいくつか残されてて、
急いで再生すると、Aの声が聞こえてきた。
でもそれは普通の声じゃなくて、
A『いやっ、だ、だめ……っ、んん…っ！』
??「もっと鳴けや……A」
喘ぎ声。
重「は……？」
なんなん、これ。
どういう状況で電話してきてるん、
とにかく、ヤバイ状態なのは理解出来て、
重「……………小瀧…？」
後から聞こえた声の主も、あいつと一致したんや。
重「あいつｯ…！！」
俺は直ぐに、小瀧の家へと向かった。
なんとなく、気付いてはいた。
小瀧のAを見る目は、普通では無かった。
一人の女として、見てたんや、
そんな奴には、今日は絶好のチャンスやったはず。
彼氏である俺もおらんし、
なによりAは酒に弱い。
そんなAを襲うことくらい、
男やったら朝飯前。
重「くそｯ！」
俺は熱があることも忘れ、
ただAのことを思いながら、ひたすら走った。
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夏 - 22【我に帰った】→我に返った だと思います。 (2016年4月30日 14時) (
レス) id: 68a350260a (このIDを非表示/違反報告)
ちか - もうすごい涙が止まりませんでした。これからもがんばってください。 (2015年12月28日 16時) (レス) id: f36d8efd5b (このIDを非表示/違反報告)
まひ(プロフ) - めちゃくちゃ感動して号泣しました！！ひとつひとつの表現が繊細で本当に素晴らしいとおもいます。これからも頑張ってください！！ (2015年11月26日 20時) (レス) id: efa1b7ae23 (このIDを非表示/違反報告)
＠ゆぅり(プロフ) - しのさん» ありがとうございます！泣ける、と言われるのが一番嬉しいです^^ はい！頑張ります＾∀＾ (2015年10月30日 18時) (レス) id: 56ccbf250a (このIDを非表示/違反報告)
しの - 愛して Toxic Loveの時もコメントしました。しのです！この話泣けますね〜．しげがかわいそうでかわいそうで。家族がいるのに一人でおお泣きしました。またコメントします。更新頑張って下さい！ (2015年10月23日 21時) (レス) id: 0fddc2f1b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠ゆぅり
| 作成日時：2015年8月31日 8時
