オンリーロンリー

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、




Aside







次の日、






重い体を無理矢理起こして、






しげちゃんが起きる前に、朝ごはんを作る。





今日は、大晦日。







おせちは作ってないけど、それは毎年のこと。






家でゴロゴロしながら、年末番組見るのが、私たちの過ごし方。






最初はそうするつもりだった。






でも＿＿＿＿＿＿＿








あの人からのメールで、この日は普通に過ごすことはできなかった。






ウ”ーｯウ”ーｯと鳴ってる携帯を手に取り、






メールの受信ボックスを確認する。








A「え＿＿＿＿＿＿＿」






新着メールの宛先には、







『望くん』の文字。









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


今すぐ来て。



やないと、あいつがどうなるか知らんよ？






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿







心底、この人を憎いと思った。







無理矢理抱かれた時も、ずっとしげちゃんの名前を、耳元で囁いて






逆らったら、どうなるかわかってんな、って脅してた。






あんなこと、一夜で終わりだと思ったのに＿＿＿＿＿＿＿






あの人は、どれだけ私たちを壊したら気が済むの？









急いで朝ごはんを作って、







しげちゃんが起きないように、着替える。






＿＿＿＿＿＿＿ごめん、しげちゃん









私、しげちゃんの笑顔が好き。







でも多分、もう私がその笑顔をつくることはできない。









私は、もうこの家には帰って来ない覚悟で、家を出た。









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





今から行きます。




もう、あの人とは別れるから、



これ以上危害を加えないで。







お願い







＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿









これ以上、しげちゃんを傷つけないで＿＿＿＿＿＿＿

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