檸檬。

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、







数日後、





案の定、しげと先輩は別れて。







その噂を聞き付けた男たちが、







先輩に俺が俺が、と告白しまくる。







無理やって。







先輩は、俺のもんやから。







先輩が心を許すのは俺だけ、って自分では理解しとっても






先輩はそう思ってないんやろか、って







考えれば考えるほど、不安になる。







先輩、あんたって人は







ほんまに、俺を惚れさせるのが上手やね。






俺から送る先輩への愛は、







もう底尽きたと思ってたけど。







まだまだあるみたい。







先輩への愛。







よいしょ、って聞き慣れた声が聞こえて






屋上のドアが開く。







A「とも〜





助けて〜？」






うぇーんって、俺の側にすり寄って






嘘泣きする先輩。







神「先輩、いい年してかっこわるいで」







とか言いながら、先輩の頭を撫でる。







A「あーん、またそんな意地悪ー」






神「うっそ、






どしたん。何から助けて欲しいん？」







ん〜って寝転んで俺にもたれかかってる。







てか、スカート短くない？






パンツ見えそうなんやけど







A「男がね、追いかけてくるの、






とも、追い払って？」









その瞬間、ドタドタと階段を上る音が聞こえた。







神「これ？」





A「うん」









がチャリと、鈍い音がして、







屋上に人が集まる。







いや、先輩に集まる。

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