檸檬。

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、





しげのこと、あだ名で呼んだったらええやん、なんて






思ってないけど、先輩の反応がかわいくて、つい聞いてしまう。






A「えー、別にいいやーん、





あ、それよりさ」









わざと話を逸らす先輩。







ほんま、素直やない。







神「はは、素直になりや、先輩。







あだ名で呼ぶの、俺だけがええんやろ？」






先輩の顔覗き込んで、ん？ん？って攻める。






A「はー？ちーがーうーしー





もう、とも嫌ーい






シゲオカくん、しげって呼んだろ」






プイッとそっぽ向いて、拗ねたフリするん。





ほんま、先輩やけどかわええ。








こんな先輩の姿は、おそらく俺しかしらんやろ。






ちょっと、優越感。







神「嘘やって、冗談。





あだ名で呼んでええの、俺だけな？」









ほっそい先輩、後ろから抱き締めて






吐息吹きかける。








A「あん、もお、やめてや、とも」






神「かーわい」







耳弱いの知っとるんも、多分俺だけ。







先輩は、意外にも処女。







こんな俺でも、頑なに拒む。







やからいつも、キス止まり。







神「先輩、こっち向いて、」







A「ん、」







俺からのキスを、素直に受け止める。







徐々に激しくしても、先輩は慣れてるから






息を切らすどころか、自分から攻めてくる。






神「ん、あっ」





ちゅ、ちゅ、とリップ音だけが響いてる。









ああ、もお









ほんまに好き、先輩。

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