白雪姫と王子様

白雪姫と王子様 8 ページ8

、









ふわり、空を飛ぶ夢を見た









飛ぶって言うより、浮かんでる感じ









でも、直ぐに目が覚めて、









私の視界には図書室









望「あ、起きた？」









なんて声が聞こえて









隣には小瀧くん。









A「あ、ごめ、








私、寝ちゃってた、」









望「えーよ、えーよ。








仕事、終わってもーたし、」









A「小瀧くん、






帰らんの？」









仕事終わったなら、帰ればいいのに、









私なんて放っておいて、さ









望「何言うてんの、









女の子1人、置いて帰れんやろ、」









びっくりした




急に、真面目な顔して言うから









しかも、女の子って









なんか、うれし、









A「あ、そっか




ごめんね、私の所為で、」









望「ええんよ、



俺がしたくて勝手にしとるだけ、」









A「あ、うん




ありが、と」







何か妙に照れちゃって、




うまく言葉が出てこん。









でも、伝わってる、よね？









淳太「おーい、





そこ、イチャイチャせんと、









もう下校時間過ぎてんで、」









い、イチャイチャなんて！







お淳太先生、そんな滅相もない…///









望「ほーぃ、直ぐ出ます〜」









淳太「鍵、閉めとけよ〜」









その瞬間、





手が暖かくなったと思ったら









望「いこ、」









って、私を見下ろす、小瀧くん









A「う、うんっ」









今は小瀧くんにされるがまま、でもいいか、なんて






少し思った。

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