白雪姫と王子様

白雪姫と王子様 13 ページ13

、









5時間目が始まる3分前、









那月ちゃんは、じゃね、と私に手を振って、






自分の席へ、戻って行った。









友達、できた









人生初、のお友達(女の子ね)









那月ちゃん、かわいいし、面白いし








なにより、優しい









今までは、人を信じるのが嫌だったけど、









那月ちゃんとか、小瀧くんみたいな人がいてくれるから、









やっと、私の居場所が出来た









多分、1ヶ月前の私だったら、




こんなこと信じられなかった、









淳太「修学旅行の班決めするぞ〜








女子2人、男子2人のグループつくれー」









相変わらず、だるそうなお淳太先生









望「白雪さん、」







と、呼ばれて






小瀧くん、とつぶやいて後ろを向くと、








流星「なんや、やっぱ、望、









白雪さんとなるんや〜」









A「え？」









望「ちょ、ば、やめろや、！」









流星「こいつな、最近、





ずーっと、白雪さんの話してくんねん








ほんま、うるさいわ〜」









望「り、流星！」









またまた顔を真っ赤に染めて、







藤井くんの口を塞いでいる、









A「そ、そぅなん、？」









なんか、こっちまで赤面してしまう。









気づかなかった、






ううん、きづけなかったんだ、








今の私には、小瀧くんしか、見えてなかったから









那月ちゃんが、私達を









睨んでるの______

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