心臓病 ページ7
アイツは救急車に運ばれて、今は病院で眠っている。
私は、廊下の椅子に座っていた。
先生「Aちゃん…?」
A「田中先生…」
先生「今日は…山村愁くんの、付き添い…よね?」
A「あの…アイツって…?」
先生「Aちゃん、聞かされてないのね…」
A「病気…なの?」
.
先生「そうよ。愁くんは、病気なの。それも…
あなたと同じ、心臓病。
だから、私はあの子の担当もしているの。」
A「あたしと…同じ…」
先生「今日は、ちょっとした発作が起きただけだから、安心して。
詳しい事は…本人から聞きなさい。」
.
アイツも…私と同じ、心臓病。
だからか、アイツの手と顔が何となくむくんでいた。
胸元をおさえて苦しそうにしてたし…
そんな事を考えながら、アイツの病室に来た。
「コンコン」
ノックしてみるけど、返事は無い。
きっとまだ、寝ているのだろう。
A「入るね。」
思った通り、まだ寝ていた。
私は、ベッドの近くにあった椅子に座る。
.
フと、考える。
私、どうしてあんなヤツと一緒にいるんだろう。
始まりは、あの時の屋上。
『おねーさん』なんて呼ばれながら話しかけられて…
正直、ウザかった、っていう記憶があった。
その次の日辺りに、また屋上であって…
「デートして!」って言われて…
最初は嫌だったんだけど、アイツが必死にお願いしてくるのを
何故か断れなくて…
今考えてみれば、私だったら断れただろう。
何故断らなかったか。
それは多分、アイツと一緒に歩いて見る、景色を見てみたかったからだろう。
アイツ、最初見た時は、すごく元気そうだった。
でも、次に会って、アイツが咳をし出したときから、
何となく親近感がわいていた。
やっぱり…心臓病だから?
出会ったときから、それを感じて、少しアイツに興味を持ってしまったのかもしれない。
今、アイツの病気の事を知ってから、何だかほっとけない、と思うようになった。
.
愁「A……?」
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もりお(プロフ) - 更新楽しみに待ってます♪頑張って下さい☆ (2010年12月3日 21時) (携帯から) (レス) id: 7daf288e1f (このIDを非表示/違反報告)
優梨(プロフ) - 切原美也様>ありがとうございます!頑張ります☆ (2010年11月1日 23時) (レス) id: 66f209d1c3 (このIDを非表示/違反報告)
切原美也(プロフ) - はじめまして! 頑張ってください!! 更新、待ってます!! (2010年11月1日 19時) (レス) id: ee0c6c4d3f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:aya