プロローグ ページ1
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「………え、?」
「ですから、青春を取り戻すんです」
「え、待って待って。え? どゆこと???」
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ひきこもりでも〇〇したい!! スペシャル
〜失われた青春を取り戻せ〜
そうでかでかと書かれているボードを手にスタッフはどうして理解できないんですか? とでも言いたげ。
いやこの状況で分かったら逆にすごいと思いますけどと言いたい気持ちをぐっとこらえ、まふまふはさらなる詳しい説明を求めた。
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「つまり僕たちは今から何をするんですか?」
「すごく簡単に言えば、寸劇です」
「寸劇!?」
「はい。胸キュンシチュエーション満載のミニドラマを皆さんには作っていただきます」
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学生時代も完全に隠の者。青春? 甘酸っぱい恋? そんなのとは無縁だった。
そう漏らす歌い手たちの姿を見てスタッフは考えた。
ならそれ、取り戻してもらおう。
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「場所だけくじ引きで決めてもらいます。それ以外は好きなようにやってください」
「全然追いついていけてないんだけど」
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頭にははてながいっぱいのまま引いたくじの結果はこちら。
まふまふ→国語科準備室
そらる→教室
うらたぬき→理科室
志麻→下駄箱
となりの坂田。→家庭科室
センラ→保健室
天月→図書室
luz→屋上
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「じゃ、はじめましょうか」
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そう言うと、そそくさと準備にとりかかるスタッフ。
いやいやいやいや。ちょっと待て。待てよ。
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「国語科準備室ってなに!!??」
「えっちなことするところ」
「うわ、そらるさんへんたーい」
「なんか難しそうやなぁ……」
「なぁなぁ、これって同級生設定? それとも先輩? 後輩?」
「なんで坂田お前そんなノリ気やねん。いつもそんなキャラちゃうやろ」
「てか気にするところそこなんだ!?笑」
「あの、屋上ってどこですか??」
「「「「…………………」」」」
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この企画、ちゃんとうまくいく????
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スピカ(プロフ) - わぁ、好きな作者さんがこんなに・・・! (2021年5月5日 13時) (レス) id: 990b6b3e69 (このIDを非表示/違反報告)
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