《日常編》従兄妹がまふまふとか聞いてない【mfmf】

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誰もいない放課後の教室。
帰ろうとしたその時、後ろからふいに声をかけられた。






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そらる「相川」

『はい、？』






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声をかけたのは担任のそらる先生。
この時間にはいつも帰ってるのになんでいるんだろう。珍しいこともあるものだ。








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そらる「お前、いじめられてんの？」

『…………ど、どういう意味ですか、？』

そらる「そのまんまの意味だよ。今日だって掃除当番に宿題の提出まで全部押し付けられてるんだろ？」

『そ、そんなこと……ない、です』

そらる「うらたくん情報なんだけどな？」

『…………』






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いつも“人生ほどほどでいいんだよ、ほどほどで”なんてゆるゆるしてる先生とは思えないくらいの真面目な表情と真面目なトーン。
いつもしっかりしてないのに、こういうときだけ頼れる大人感出すのはちょっとずるすぎると思う。




というか…………







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『うらた先生情報って、先生なにも知らなかったんですか』

そらる「薄々感じてはいたけどな」

『なのになにもしてくれなかったんですね』

そらる「俺よりまふまふの方が相川の気持ち分かるだろ」

『…………は、？ なんでここでまふまふ先生が出てくるんですか』

そらる「そらる先生は相川のことが心配で心配でたまらないんだよ」







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ちょっと返答の意味が分からなくて考えていると、くいっと腕を引っ張られ、一瞬でそらる先生の胸の中へ。

いい匂いがするのと同時に頭をポンポンと優しく＿＿＿＿＿





って！！！！







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『えっ、ちょっ、なっ、なにしてるんですかっ！！？ 誰かに見られでもしたら私っ！！！』

そらる「誰もいないだろこんな時間」

『そういう問題じゃっ！！！ そ、そもそも担任が生徒抱きしめてるなんてことっ！！！』

そらる「慌てすぎだろ笑」








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笑いながら私を開放する。

“困ったことは１人で抱えこむなよ”とい言葉を残してそらる先生は去っていった。








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『い、いったい何だったの………』







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あの人のことだから考え無しの行動なわけがない。

男の人に抱きしめられるなんて初めての経験なのに、それが自分の担任だなんてどこの少女漫画だ。









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まふまふ「あれ、Aちゃんだ」

『ぁ、まふまふ先生………』




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