《日常編》従兄妹がまふまふとか聞いてない【mfmf】

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きりーつ、気をつけー。れーい。

さようならー！





号令がかかるとともに急いで教室を飛び出した。





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藍「今日放課後勉強して帰るから一人で急いで帰って」

夏那「気をつけてね」

紀仍「お大事に、？」

『うんありがとう！ また明日！』





３人の話もそうそうに。

お昼休みに今日は早く帰らないとと話しておいたおかげか下足室まで１分足らずで行くことができた。


電車もいつもより格段にはやいのに乗れてうまくいけばいつもより30分くらい早く家に着きそうだ。






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『ただいま！』

天月「ん、おかえり〜」





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ニコニコ笑顔で出迎えてくれたのは、本日の救世主。

今すぐ来てと言ったら本当にすぐに駆けつけてくれて、まじで助かった。おかげでぎりぎり遅刻せず学校にも行けた。





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『まふくんはっ！？』

天月「安心していよ、今は落ち着いてぐっすり」

『………よかった、』

天月「てか連絡したでしょ笑」





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大丈夫だよとメッセージが来てはいたけど、自分の目で確認しない限り心配なものは心配で。


寝室を覗くと、あまちゃんの言う通り冷えピタを張ったまふくんがすやすや寝ていた。


朝は呼吸が荒くて顔も真っ赤だったからかなりよくなったよう。





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『ほんとよかった……』

天月「あ、一応ゼリーと薬を食べさせはしたんだけど……。A、おかゆとか作れる？」

『うん』

天月「じゃあお願いしていいかな？」

『はーい、』





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安心した途端に鼻がツーンとして視界がぼやけ始めた。あ、やばい。



気づかれたくなくて足早にキッチンの方へ向かった。


まあ、天ちゃんついてきちゃってるから意味ないんだけど。





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天月「………びっくりしたよね」





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私の顔を見て、そう頭を優しく撫でる。





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『違う、目にゴミが入っただけ……』





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王道とも言えるような言い訳をしてしまった。

たかが風邪だよ、私。




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