従兄妹がまふまふとか聞いてない【mfmf】

聞いてない３８ ページ39

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「あとさ、煽ってたって志麻くんから聞いたんだけど？？」

『あれは完全に勢いだって。まあ、警察の人に本当に危ないからもう二度としないでねって苦笑いされたからもうしないと思う………多分』

「お願いだからそこは嘘でも絶対って言って！！！？？」

『ねえ、夜。ここ住宅地。よく響く高い声。叫ぶな。普通に近隣に迷惑だし、バレるよ』

「大丈夫でしょ。もうホント心配だったんだからね〜〜！！」

『だからうるさい！！』





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後ろから抱きつかれる。これが世間一般でいうバックハグか。なんか身長高すぎて覆いかぶられてるようにしか感じないけど。あと、歩きづらい。





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『まふくんってハグ魔なの？ さっきからずっとくっついてる』

「会うたびにそらるさんにハグをねだりいく子の従兄妹だからね。ハグ魔なんじゃない？」

『あ、肯定しちゃうんだ』

「今日くらいはいつもよりちょっとくっついたっていいじゃん。ていうか僕にもハグしてきてよぉ〜……」

『あれ、私たちいつから付き合ってたっけ？ ん？？』

「いつもそらるさんばっかずるい………」

『…………まあ、たまになら、ね。ちょっとは安心できるし。ちょっとは』





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なんか言ってて恥ずかしいんだけど。





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「Aってさ、ちょっとツンデレ要素あるよね」

『どこが』

「もしかして僕にだけ！！？」

『ちょっと嬉しそうなのはスルーするね』





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これは、思春期特有のよくあるアレだよ、アレ。ツンデレなんかじゃないから。



断じて私はツンデレなんかじゃない。







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「…………あれ、？ ねえ、あれってさ、あんたの好きなまふまふじゃないの？」

「え！？ ……まふくん…！？ え、あ！ ほんとだ！！ え、やばいやばい！！」

「…………ちょ、女と一緒じゃん。抱き合っちゃってるし！」

「いや、まふくん当分彼女はいらないって………う、そ」

「あーあ、嘘確定じゃん」

「な、何かの間違いだって！！」

「い〜や、あれは彼女でしょ。ワンナイトであんなイチャコラ歩かないって」

「ちょ、そんなこと言わないでよ！！」

「ちゃんと現実受け止めな。人間ってみんな人気になって金持ったらああだよ」

「ちょっとまふくんのこと悪く言わないで！！」

「はいはい………」






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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿“パシャ”




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