過去 ページ35
「せ…い…や?」
やっとでた声は震えており、
そして、大好きな彼の名前だった
男1 「さぁ、始めようか、愛しの彼の前で抱かれる気分はどんなのかな〜」
そう言って男は私の服に手をかけた
「い…や…やめて、やめて…」
やめて、
汚い手で触らないで
男2 「おっと、逃げないの。」
私が逃げようとしたら、手を捕まえてきた
もう私には泣くことしか出来なかった
もう無理だと思った
「ねぇ…お願い…します…やめて…くだ…さい」
男2「そんな涙目で見られたら逆にそそられるんだよな」
「ねぇ…聖夜…たす…けて」
私は一か八かと思い彼に助けを求めた
でも、彼は
聖夜「あ?金もらってんだからさっさと抱かれろ」
聖夜 「お前と今まで一緒にいたのは顔が整ってるから、金になりやすい、そう思ったからなんだよ」
聖夜「だから。俺はお前のこと1ミリも愛してなかったんだよ」
聖夜「暴力も、部屋閉じこめたのも、愛を囁いたのも全部計算。女はいつもこの手にハマるからな〜」
聖夜「ぜ〜んぶ嘘だよ 笑」
聖夜「お前はただの商品なんだよ」
聖夜「わかったか?なら黙って言うこと聞け」
あぁ…
やっぱりそうだったんだ
心のどこかでそう思ってた
でも、ちがう。聖夜は私の事愛してくれてる。
そう、思う方が強かった
心に大きな穴が空いたかのように、
私は今、されるがまま
男に服を脱がされ、下着を取られても
なんにも感じない
涙ももう出てこない
魂が抜けたのかのように
まるで、人形のように
ただされるがまま
男2「あれ?聖夜〜こいつ、感情ないんだけど 笑」
聖夜「あ?俺が本当の事言って魂どっかいったんじゃね 笑」
そんな会話もうどうだって良かった
もう、私は人間じゃない
そう思うようになってきた時
誰かの携帯がなった
それは
聖夜だった
聖夜「もしもし、あ〜、忘れてた。すぐ行くわ。じゃぁな」
聖夜 「すまねぇ、会う約束してたんだわ。あとは好きにしてくれていいから、終わったら連絡してくれ。じゃあな」
あ、聖夜は帰るんだね
聖夜「お前、しっかり仕事しろよ」
それは私に言ってるのか
はは、そっか、
私は今、玩具なんだ
そう考えていた時、
一人の男が聖夜が帰ったのを確認すると
こう言ってきた
「逃げろ」と…
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作者名:癒雨梨 | 作成日時:2019年2月8日 14時