大切な人 (ページ22) - 小説/夢小説

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あれから、私は相澤先生を意識することが以前より多くなった。

それに、更に好き度が増した気がする。ま

そんなことを考えながら保健室で仕事をしていた。

(ｶﾞﾀｯ

心操「失礼します。」

A「はーい！

どうぞ、ソファーか椅子があるから適当にくつろいでて少し待っててね。」

パソコンで、重要なメールを送ろうとしていたため
心操くんには悪いけど少し待ってもらった。

A「お待たせ！！

ごめんね。待たせちゃって。

今日はどうしたのかな？？」

心操「あの、実は……

俺、ヒーロー科目指してるんです。

でも、俺の個性は洗脳。

周りからはヒーロー向きじゃないとか、
怖いとかよく言われるんです。

そう言われてきたから、心の中でずっと葛藤しているんです。

僕はヒーローになれるのでしょうか…」

心操くんとは、体育祭の時に少し話したことがあって、最近は全く顔を合わせることもなかった。

A「心操くん。

私は、心操くんの個性はヒーロー向きだと思うよ。

人を殴ったりすることって悪いことじゃない？

私はたまに不思議に思う。

悪い人を捕まえるために、人を殴ることが本当に正義なのかって。

それを、ヒーローがやってしまっていいのか？って。

確かに捕まえるためにやらなくてはいけないこともあるけどね。

でも、私は人を殴らないで、人を傷つけないで捕まえることができるのが、本物のヒーローだと思うんだ。

心操くんの個性はまさにそれじゃない？？

君はヒーローになれるよ。絶対に。」

心操くんの顔は、最初よりも明るくなって、何かを決心したような表情をしていた。

私は、少しでも生徒の為になれているのかな。