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「だれを好きになったの？」
こんなこと聞かなくても、わかってる。
明日香ちゃんの口から出る名前はあの人だ。
わたしも同じ人好きになったって言わなくちゃ。
「えっとね…、降谷くん」
耳まで真っ赤に染めてそう答えた。
…わかってた。
わたしにはやっぱり勝ち目はない。
ヒロインになんてなれないよ。
「そっか…、…頑張ってね！」
言えない。
明日香ちゃんにわたしも降谷くんが好きだなんて。
勝ち目のない試合をしたところで意味ないじゃん。
結局は負けちゃうから。
「それでね、相談なんだけど…」
「ん？」
平然なフリをして返事をする。
…心臓が痛い。
わたしっていつになったらヒロインになれるのかな…。
「協力して欲しいの。降谷くんとわたしが仲良くなれるように」
「……うん、まぁ…、いい、けど……」
「ホントに!? じゃあね、花火大会に降谷くんの事誘って欲しいの…」
少し照れているけど、ニコニコと喜びを浮かべる表情をしている。
「Aちゃんって諸伏くんと仲良いでしょ？ 諸伏くんも誘って、ね？」
と言葉を続ける。
楽しみに思ってた、花火大会は少し憂鬱になりそうだな…。
なんて思ってることがバレないように笑顔で接する。
「わかった。 景光くんたちのこと誘うね？」
そういって、携帯をカバンから抜き出し、景光くんにメッセージを送る。
『来週の花火大会、明日香ちゃんと行く予定なんだけど、良かったら、景光くんと降谷くんもどうですか？』
……断られたら、少し喜んじゃいそうな自分がいる。けど、降谷くんと花火大会に行きたい。
複雑な感情だな。
なんて思ってると、返事が返ってきた。
『来週のやつ？ 俺と零も行く予定だし、零に聞いたらいいよ、だって』
降谷くんと花火見れるんだ。
でも、今回は明日香ちゃんの協力だもんね…。
景光くんに集合場所とかは後で送るね。と送る。
顔を上げて、明日香ちゃんを見ると、少し不安気な表情で「どうだった？」と聞いてきた。
「いいよ、だって」
と言えば、頬を綻ばせ「やったー」と言う。
この
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キャラメル(プロフ) - 完結おめでとうございます！！もう大好きです!新作たのしんできますっ！これからも頑張ってください(^^♪ (2020年6月5日 18時) (
レス) id: b8ac5a9a04 (このIDを非表示/違反報告)
よる - 完結お疲れ様ですっ！では新作行ってきます！！ (2020年6月3日 23時) (レス) id: e10e6d9ba2 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - うわぁぁあ！！諸伏endお疲れ様です！！とても面白くてドキドキしました！推しが尊い！他の作品と応援しています！ (2020年6月2日 22時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - うぉぉ！諸伏endおめでとうございます！ほかの作品も応援してます！ (2020年6月2日 22時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
スコッチ - おんなじパスワードで小説を作りたいんですけどどうすればいいですか (2020年5月27日 1時) (レス) id: 38b46500a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜凛 | 作成日時：2020年5月17日 20時
