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買い出しの翌日の朝の出来事。
いつものように学校に行き、いつものように教室に入った。そして、いつものように自分の席に座った。
机の中に置き勉している昨日の教科の教科書を取り出そうとすると、少し違和感を覚えた。
嫌な予感がして、慌てて教科書を取り出すと、今日一時間目で使う数学の教科書の今やっている範囲の部分が破られていた。
「はぁー…」
わたしは思わずため息をついてしまう。
正直、こういうことには慣れていた。
小学校でも中学校でも"いじめ"っぽい事はされてきた。 でも、その度に明日香ちゃんが守ってくれていた。
今までも何が原因でこうなっているかわかってないから、今回のも何が原因なのかわかんないんだよなあ…
と思い、再びため息をついた。
さて、この教科書はどうしよう。 先生に理由言って、教科書を借りに行くのもありなんだけどなぁ。
でも、中学校の時、先生に言って余計にいじめ悪化したから、却下だな。
教科書のことを考えていたら、上から低い声が聞こえてきた。
「おはよう、Aちゃん」
「おはよう。景光くん」
景光くんが登校してきて、わたしは咄嗟に持っていた教科書をうしろに隠してしまう。
ちなみに、景光くんとはこの間の席替えで隣の席になった。運命のイタズラかよ。なんて思った。
「なんで、そんなに焦ってるの？」
「えっ…？」
焦ってるつもりはなかったけど、第三者から見たら焦ってるのか。
まあ、そりゃそうだ。
高校に入ってもいじめっぽい事をさせるなんて思ってなかったからね。
わたしは、景光くんにバレないように教科書をを机の中に隠して、なんでもないよ。と笑った。
そんなわたしを見て景光くんは少し怪訝そうな顔をして、「なんかあったら言ってね」と頭ポンポンをして席に座った。
「…っ！」
正直、告白されて以来景光くんのことを意識している。
でも、降谷くんの事が好き。
わたしの心の内は揺れていた。
「おはよ、Aちゃん」
「おはよう、八重に結乃ちゃん」
ニヤニヤした顔でこっちに来た八重と結乃ちゃん。
この二人、絶対に楽しんでるでしょ。そう思い、二人に悪態をつきながら睨む。
「それより、なんかあった？」
「えっ？」
「Aちゃん、顔が悩んでる」
二人とも覗き込むようにわたしの顔を見る。
この間、降谷くんにも悩んでるのか？って言われたけど、そんなにわたしは顔に出やすいのかな…
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キャラメル(プロフ) - 完結おめでとうございます！！もう大好きです!新作たのしんできますっ！これからも頑張ってください(^^♪ (2020年6月5日 18時) (
レス) id: b8ac5a9a04 (このIDを非表示/違反報告)
よる - 完結お疲れ様ですっ！では新作行ってきます！！ (2020年6月3日 23時) (レス) id: e10e6d9ba2 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - うわぁぁあ！！諸伏endお疲れ様です！！とても面白くてドキドキしました！推しが尊い！他の作品と応援しています！ (2020年6月2日 22時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - うぉぉ！諸伏endおめでとうございます！ほかの作品も応援してます！ (2020年6月2日 22時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
スコッチ - おんなじパスワードで小説を作りたいんですけどどうすればいいですか (2020年5月27日 1時) (レス) id: 38b46500a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜凛 | 作成日時：2020年5月17日 20時
