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・ 杉沢side
杉沢 「 お、末澤くんおはよう 」
末澤 「 おはようございます先輩 」
杉沢 「 昨日はありがとね。おいしかったよ。 」
末澤 「 どういたしまして。また今度行きません？ 」
杉沢 「 もっちろん。 」
昨日、暇だという末澤くんに連れられて行った海沿いのカフェ。
末澤くんがショートケーキ好きなのも意外だったし
何より服装似合ってた。おしゃれさんやな。
車を運転する末澤くんも、美味しそうに苺を頬張る末澤くんも、
すごく、様になってた。
別れる時、もっと一緒いたかったな、なんて。
ちょっとだけ、思った。
杉沢 「 末澤くん、あのさ。 」
末澤 「 どないしました？ 」
杉沢 「 末澤くんって長くて呼びにくいしさ、これから誠也くんって呼んでいい？ 」
末澤 「 俺は別に。大丈夫ですけど 」
杉沢 「 じゃー良かった。これから誠也くんね。 」
末澤 「 はぁい 」
何となく気分で名前呼びしたくて、思い切って本人に許可を取った。
昔の私じゃ到底出来ない行動に自分でもびっくりしてる。
福本 「 なあA、最近末澤とどうや。 」
杉沢 「 こないだちゅーか昨日、一緒にドライブ行ったよ。 」
福本 「 ほんまに！え！俺とは1回もないのに！ 」
杉沢 「 だって大晴の運転そそっかしいから 」
福本 「 俺Aをそんな子に育てた覚えないんやけど 」
杉沢 「 私大晴の子供ちゃうねん 」
白鳥 「 仲良しさんだねぇ、あ、そうだAちゃんいいことあったでしょ。 」
杉沢 「 なんでわかるの 」
白鳥 「 さっきからにこにこしてるし、雰囲気ぽわぽわしてる 」
杉沢 「 わ、うそ 」
白鳥 「 どうせ末澤くんでしょ。結構いい感じなんじゃない？ 」
杉沢 「 いや、まぁ… 」
福本 「 とうとうAにも春が…遅かったなぁ(泣) 」
杉沢 「 一言余計 」
白鳥 「 で、どこまでいったの？ 」
杉沢 「 別に、ご飯行って、今お名前呼び。 」
白鳥 「 もうそれは恋だねAちゃん 」
福本 「 みんなー！聞いてやー！Aにっ… 」
白鳥・杉沢 「「 うるさい 」」
遊ちゃんの言う通り、誠也くんは一緒にいて安心する。
それでもなんだか恋？って言う自信ないな。
たまにどきどきするくらい。
誠也くんは、私のことどう思ってるのかな。
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作者名：鈴川ゆら | 作成日時：2023年1月20日 21時
