ツンデレ上司のおとしかたいち (ページ43)

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　「いやあ、こんなに早く話がつくとは思わなかったよ」

杉沢「ありがとうございます。」

　「そちらの部長さんにも、よろしく言っておいて」

杉沢「承知致しました。失礼します。」

あっという間に会議は進んで、2日かける予定が1日で終わってしまった。

そういえば、営業1位のエリートだったことを思い出す。

……毒舌なのと俺の前でデレるので忘れとったけど。

杉沢「ね！もう終わっちゃった！すごくない！！！？？？」

あかん、尻尾見える。目もきらきらしてて。

末澤「すごいすごい。俺もこんな早く終わるとは思っとらんかった」

杉沢「えへへ。」

　「じゃあ残りの2日間沖縄観光しようよ」

末澤「それ大丈夫なん？」

杉沢「さっき連絡したらたまには息抜きもいいだろってことで！」

末澤「それほんまに部長に聞いたん？」

杉沢「私を疑うの？」

末澤「いえ、杉沢先輩が正しいです」

杉沢「よろしい。んで、どこ行こっか？」

末澤「んー…海行く？」

杉沢「行く！」

末澤「じゃあ荷物置いて着替えて来なあかんね」

杉沢「そだね、ホテル戻ろっか」

上機嫌の彼女の手を堂々と繋げるのが嬉しい。

太陽に負けんくらいの眩しい笑顔も、今日は一段と輝いていた。