ツンデレ上司のおとしかたいち (ページ38)

今日:2 hit、昨日:51 hit、合計:45,634 hit

　・ページ38

・

ぐぅ、と1つ、お腹が鳴った。

もう休憩かぁ。さすが私の腹時計。とても正確。

そういえば、給湯室に呼ばれてるんだったね。

なんだろう？高級ココア私にだけプレゼントかな？

私はいそいそとデスクを片付け、待ち合わせの場所に向かった。

・

杉沢「末澤くーん。誠也くーん。」

末澤「あ、やっと来た」

杉沢「なんの用ですか……って、ちょ」

末澤「 3分だけ許して」

給湯室に着くなり誠也に抱き締められて。

さすがに入口の近くは危険だから、とりあえず奥の方へと移動した。

杉沢「なんかあった？」

末澤「いや…昨日Aに会えんだけでしんどかってん。」

　「ちょっとは充電したいやん」

杉沢「なにそれ。…私も昨日家帰ってから会いたいなんて思ってたんだけど。」

末澤「ふは(笑)かーわいい。」

杉沢「はい誠也、ちょっとこっち向いて？」

末澤「なに？」

綺麗な顔。こうやって見るとこんなイケメンが私の彼氏なんて

今でも信じらんない。

でも、いつもめいっぱいの愛を届けてくれる彼に、大好きの意味を込めて

軽く、唇を落とした。