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42-1 現代タケミチsaid ページ24

千冬に言われて、情報を得る為に現代に戻ってきた。
過去で新しく知った事、考えた事、全てを話した。


「なるほど」
「稀咲が本当にタイムリーパ―なら…」
「殺すしかないですね」


ナオトは顔に影を作りながらそう告げた。


「え?」
「いやいや…ナオト?」


「いくら過去を変えても、その後に改ざんされるなら意味がない」
「過去で殺すしかありません」


「……そんな……」


「冗談です」


「オマエっ…」
「TPOってって知ってる?」


警察官であるナオトは知って当然だと思ってる。


「稀咲は今、過去で何を狙ってるんでしょう…?」


「え?」


ナオトは東卍(トーマン)の情報が書かれたホワイトボードを叩く。


「12年前の稀咲は"天竺"を使って東卍(トーマン)を乗っ取ろうとしている」
「しかし現代では"天竺"という名前さえ警察では把握していませんし、稀咲は死んでいます」


「って事は稀咲はやっぱり失敗してる…?」


オレはホワイトボードに貼ってある一枚の写真を見つける。
そこには"黒川イザナ"と書かれていた。


「黒川イザナ…?」


どっかで聞いた事のある名前に疑問を抱く。
そして、つい最近鶴蝶ことカクちゃんから聞いた名前だ。


「あ"―――――――――!!!」



思わず叫んでしまい、ナオトが驚いていた。


「ナオト!!この"黒川イザナ"って奴何!!?」


「ん?」
「あ―――」
東卍(トーマン)幹部の一人のハズです」
「確か"黒龍(ブラックドラゴン)"の元総長だったはず…」


「え!?」


黒龍(ブラックドラゴン)の総長!!?」
「何言ってんだよナオト?」
「コイツは天竺の総長のハズだぜ!?」


「え!?」


お互いに驚きの事実しかなかった。


「どういう事だ……?」
「オレの見てきた過去と違う…」


「コイツが天竺の総長!?」
「…黒川イザナ…」
「調べてみる価値がありそうですね…」


「ああ…」


「少し、警察のネットワークを使って調べてみます!」


「ああ」
「オレもオレなりに調べてみる」


ナオトがパソコンに向き合うと同時に、オレは外へ足を運んだ。
そして、黒龍(ブラックドラゴン)と因縁のある場所へ向かった。

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作者名:倖那 | 作成日時:2021年10月21日 20時

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