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「これより東京卍會緊急集会を始める!!」


今回の緊急集会にドラケンも気が立っていた。


「昨日、ウチのメンバーが東京各所で襲撃にあった!」
「横浜の"天竺"ってチームの仕業だ!」


ざわつきだすが、知らないと声にする数の方が多い。


「天竺は最近になってできたチームだ!」
「どんなチームかまだわかんねぇ」
「オマエらの持ってる情報が欲しい」
「まず最初にモメたのは壱番隊!」
「前に出ろ!」


タケミチと千冬が前に出て千冬が口を開く。


「オレらを襲ってきたのは"望月隊"と名乗ってました」


「望月隊?」


呪華武(ジュゲム)元総長望月莞爾が率いてる部隊だ」


「おそらく天竺の"主力部隊"」


「川崎呪華武(ジュゲム)のモッチーじゃん」


「ちょー有名人!」


「"S62世代"の一人だ!」


「天竺の主力は望月(モッチー)じゃねーよ」


新宿で襲われたタカが口を開く。


「天竺には、"灰谷兄弟"もいた」


その言葉にある奴が反応したのを俺は見逃さなかった。


「灰谷兄弟って……」


「六本木仕切ってるあの灰谷!?」


「"S62世代"連中ばっかりじゃん!」


「マイキー」


ざわつく境内の中でドラケンがマイキーに話しかける。


「他でやられた連中みんなが口を揃えて言っていた」
「班目にやられた…と」


思わず眉をひそめた。


「なるほど…」
東卍(トーマン)がつぶした九代目黒龍(ブラックドラゴン)亡霊か…」


「その班目も"S62世代"の一人だ」


そう答えたのは意外にもムーチョだった。


「つまり天竺はまとまるはずのない"S62世代"の連中が」
「一つになったチームって事か…」


東卍(トーマン)との因縁も深そうだな」


マイキーは一度俯いたが、力強く口を開く。


「なんにしてもやられっぱなしは気に入らねぇ!!」
「次はオレらから横浜に攻め込む!!」


「え!!?」


「そうこなくっちゃ!」


東卍(トーマン)総動員で天竺と抗争だ!!!」


境内に東卍(トーマン)による雄叫びがそこら中に響き渡った。
その後集会は終わり、それぞれで解散となったが、俺はムーチョと副隊長の三途春千夜を呼んだ。


「……"アイツ"が動いたなら、オマエも"あっち"に行くんだろ?」


その問いかけに少しして頷いたムーチョ。
チラリと春千夜を見れば、そちらも頷いた。


「元々はマイキーもそれを承知の上で東卍(ココ)に置いてる」
「ムーチョが決めた事だ」
「マイキーには俺が言っておく」
「次会う時は敵だ」

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作者名:倖那 | 作成日時:2021年10月21日 20時

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