30-1 ページ42
あれからタケミチと千冬は思いの外、一緒に行動しているらしく中々タイミング掴めないでいた。
そして、目の前に何故か九井がいる。
「よお」
「……なんの用だ」
後ろには2人ほど
「
「どうも
九井はペロっと舌を出しながら、舐めるように見てる。
その言葉に脳裏に浮かんだのは、稀咲とタケミチだった。
「……場所は?」
「そうこなくっちゃ!」
「ついてこいよ」
飄々とした様子の九井についていくと、そこはとあるカラオケボックスの一室。
九井はなんの躊躇もなくその部屋のドアを開けた。
「え!?」
「なんだ、この部屋!"
「ココ君」
気配は全部で5人。
「ちっ」
「オイオイ早速バレてんのかよ」
「あーあ」
俺は部屋に入らず、廊下で中からも見えない位置で壁に寄りかかって聞いてる。
1人は
「この前の"
九井はジッと"
"
「ちっ、違うんすよココ君」
「オレはただ」
「拷問、けってーい」
「このカス連れてけ」
「「ウッス!!」」
そいつは言い訳しながら、九井がつれてきた
「さて!どうする?」
九井が部屋の中を見ながら、ペロっと舌を出す。
「用が済んだならもういいだろ、九井」
争う気はないとはいえ、九井がここからいなくならないのは違うと思ったのでさすがに声かけた。
「Aさん…」
「元より争う気はねぇんだ」
九井はチラッとテーブルの上にある札束を見た。
「10万だ」
「え?」
「10万でテメェらの知りてぇ事を教えてやる」
タケミチと千冬が驚く中、半間と稀咲は顔色を変えない。
あろうことか稀咲は元から用意していたのか10万を九井に差し出す。
「大寿が一人になる時が知りてぇ」
九井は札束を確認し、口を開く。
「
「常に兵隊を5人は連れてる」
「一日を除いてな」
「それはいつだ?」
「
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：倖那 | 作成日時：2021年9月25日 17時
