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今回の件はマイキーに全部報告した。
そして、事が起こった4日後、幹部会が開かれる。


「まさか、八戒が黒龍(ブラックドラゴン)総長の弟だとはな」


「知ってたんだろ、三ツ谷?」


黒龍(ブラックドラゴン)かメンドくせ」


「やるしかねぇだろ」


「幹部全員集まったな?」


「入れ!」
「タケミっち」
「八戒…」


幹部のみが集まるこの場にタケミチと八戒が入ってくる。


「みんなも知ってる通り4日前」
「タケミっちが黒龍(ブラックドラゴン)アタマにボコられた」
「タケミっちが壱番隊隊長と知ってての暴挙」
「つまりこれは」
黒龍(ブラックドラゴン)の宣戦布告」
「それにもうひとつ」


ドラケンがちらっとこちらを見た。


「総長補佐であるAの勧誘」


みんなの目つきが鋭くなったのを感じた。


「ナメやがって、やっちまおうぜ」


黒龍(ブラックドラゴン)なんて一回ぶっ潰したチームだ」
「余裕だろ?」


スマイリーとムーチョは相変わらず血の気が多い。


「潰したのは九代目」
「十代目は別物だ」


「大体よぉー!!」とスマイリーが立ち上がる。


「タケミっちは黒龍(ブラックドラゴン)のシマがわかんなくてしょうがねぇとして」
八戒(テメー)は、なんで黒龍(ブラックドラゴン)のシマにタケミっちを連れてくんだよ?」


するとムーチョが八戒の目の前まで迫っていた。


「オイ八戒」
「テメェ、黒龍(ブラックドラゴン)の回し者なんじゃねぇのか!?コノヤロウ」


総長(アタマ)の弟だしな」


「それを隠してやがったなぁ!?」


「ちょ…ちょっと待ってくださいよ」
「八戒はそんなつもり…」


反抗しようとしたタケミチだが、ムーチョからの圧に押し黙ってしまう。
そして、八戒はその場で正座する。


「言い訳するつもりはねぇ」
「煮るなり焼くなり好きにしろ」
「奴と兄弟である時点でその覚悟はしている――」
「だから総長!!」


八戒は一息おいて、マイキーを見据える。


「東京卍會 弐番隊副隊長 柴八戒」
「本日をもって東卍(トーマン)をやめさせていただきます!!」


「……それでいいのか?」


「ちょっと待ったぁあ!!」

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作者名:倖那 | 作成日時:2021年9月25日 17時

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