僕はどうしようもないクズだから【推しの子】【騎士A】 (ページ10)

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＃9 ページ10

結局僕とてるとは新宿に。他の輩はオカマバーに。

そして今、僕らは歌舞伎町に来ている。ホス狂がいっぱいだね⭐︎

『ここ来るのも久しぶりだな…懐かしい。』

てると「来たことあったの？」

『昔夜職してたからね』

てると「…そうなんだ」

『別にホストに使ってないからね？誤解すんなよ？』

てると「じゃぁ何に使ったの？」

『整形…なのかな』

てると「…？」

昔されたことを話した。お湯をかけられて、痕が残ってしまったことを。

てると「そうだったんだ…」

ごめんね。辛いこと話させちゃったよね。そう言われたけど、別に辛くもなんともなかった。
いつか誰かに話すことになるとは思っていたわけだし。それがてるとだったってだけ。
ていうかどこまでいいやつなんだよ。詐欺に遭わないか心配だわ。

そんな感じで話しつつ昔通ってたバーに向かう。
ここに来るのも3年ぶりだな…仕事辞めてから歌舞伎町には一切来なかったからな。

話しながら、昔のことを思い出してた。